格安スマホ・SIM大辞典

多数の格安SIMを価格・データ通信容量・通信速度・速度制限・音声通話・かけ放題オプションの有無・その他SIMごとの特徴などをもとに徹底比較・解説します。目的に合わせたおすすめプランの提案もあります。

Wonderlink(ワンダーリンク)の口コミ評判

基本情報

Wonderlinkの基本情報
サービス名 Wonderlink(ワンダーリンク)
運営会社 パナソニック コンシューマーマーケティング株式会社
回線 ドコモ回線のみ
データプラン 1GB・3GB・5GB・7GB
月額料金 データ専用SIM : 890円/月
(SMS付きSIM・通話SIMは契約不可)
最低利用期間 なし
違約金 なし
通話料金 なし(通話SIMがないため)
通話定額
オプション
なし(通話SIMがないため)
通信速度 ・高速通信時
下り最大150Mbps・上り最大50Mbps
・低速通信時
Fシリーズ : 上下最大700kbps
Iシリーズ : 上下最大200kbps
通信速度の
制御
なし
通信速度制限 ・Fシリーズ
1GB/1日
・Iシリーズ
366MB/3日(高速データ容量がゼロになったときのみ)
データ容量の
繰り越し
不可
データ容量の
追加
不可
SIMカードの
追加
不可
2枚以上欲しいときは2回線以上の契約が必要
支払い方法 クレジットカードのみ
年齢制限 不明だが、決済方法がクレジットカードのみなので
少なくともクレジットカードを持てない年齢(18歳未満)だと契約不可
(なお、Wonderlinkには音声通話SIMがないのに利用規約には
「未成年者は音声通話機能付きSIMカードを利用することはできません。」という
記述がある。)

Wonderlinkのここがおすすめ

  • 初月無料がある(Fシリーズ)
  • 通信速度が700kbpsのプラン(F-700使い放題)のコストパフォーマンスが良い

Wonderlinkのここが微妙

  • SIMカードはSMSなしのデータ通信SIMのみ(SMS付きSIM・通話SIMがない)
  • F-700使い放題以外のプランは微妙

プラン・料金

Wonderlinkのプラン・料金は以下の通りです。

Wonderlinkのプラン・料金
プラン データ容量 月額費用 速度制限
F-700使い放題 1GB/月
(超過後は700kbps)
1,580円/月 1GB/日
F-7G 7GB/月
(超過後は700kbps)
2,480円/月
I-3Gシングル 3GB/月
(超過後は200kbps)
890円/月 366MB/3日
(データ容量超過後のみ)
I-5Gシングル 5GB/月
(超過後は200kbps)
1,460円/月
I-7Gシングル 7GB/月
(超過後は200kbps)
1,870円/月

この中ではデータ容量を使い果たした後でも700kbpsという一般的な格安SIMの通信速度(データ容量がゼロのとき)である200kbpsの3.5倍の速さで通信できるF-700使い放題プランがオススメです。

月額料金が比較的安価で通信速度もそれなりであるため、コストパフォーマンスが高いというのがその理由です。

しかし、Wonderlinkで選べるSIMカードはデータ通信SIM(SMSなし)だけであり、SMS付きのSIMや通話SIMを契約することはできませんので、これらの機能が欲しい人は素直に他社の格安SIMを使いましょう。

ちなみに、Wonderlinkには上記の他にAシリーズ・Lシリーズというプランがありますが、それぞれパナソニックパソコン専用・LUMIX CM(デジカメ)専用のプランでありSIMフリースマホとは無関係なのでここでは割愛します。

メリット

初月無料がある

WonderlinkのFシリーズのみ、契約した最初の月の月額基本料金が0円になるキャペーンが行われています。

F-使い放題700は1,580円、F-7Gだと2,480円が丸々浮くわけですから非常に有難いです。

初月無料を最大限活用するためには回線の開通日が重要となります。

というのも、

  • 月の末日が開通日となった場合
  • 月の初日が開通日となった場合

を想定すると、初月の日数はそれぞれ1日と約30日なので、使用できる日数の多い後者の方が断然お得だからです。

Fシリーズでは申し込みから最短5営業日後に開通予定であると明記されていますので、そこから逆算してちょうど月の初めが開通日となるように申し込みの日付を調整するようにしましょう。

ただ、営業日の計算を間違えると1日に開通予定だったのが月末の開通になってしまうなどのリスクも考えられるため、安全策を取るなら月の最終日・もしくは月が変わった1日あたりに申し込みを行って開通日が4~5日くらいになるようにするのが良いと思います。

1日が開通日でなくなることによって無料で使える日数が減ってしまいますが、ほんの数日だけですし営業日の計算に頭を悩ませる必要がないためおすすめです。

なお、申し込み手続きがAM11時までに完了するとSIMカードは翌営業日に発送されます。

700kbpsのプランがある

Fシリーズのプランはデータ容量を使い切った後でも700kbpsでデータ通信を行うことができます。

700kbpsは決して速いわけではありませんが、ほとんどの格安SIMの制限後の速度である200kbpsの3.5倍の速度であり、テキスト主体の通信(LINE・メール・ニュースサイトの閲覧など)はもちろん、低画質でも良ければ動画の視聴も行えますので使い勝手の良い速度です。

月額料金も500kbpsで通信できるOCNモバイルONEのプランよりも安価ですので、使い勝手も悪くありません。

1日1GB以上のデータ通信を行うと速度が大きく低下するという制限はあるものの、700kbpsで1GBを超えるためには常時最高速度の700kbpsで通信しっぱなしであるという前提で1日に3時間以上も使い続けなければなりませんので、普通に使っている限りは1GB未満に収まると思います。

なお、Fシリーズはデータ容量を使い切った後の700kbpsがメインであり高速通信はおまけのようなものなので契約するならデータ容量が1GBであるF-使い放題700プランで十分です(7GBのF-7Gは不要)。

また、仮にデータ容量が余ったとしても繰り越しはできないのですが、Fシリーズが向いているのは700kbps目当てで契約する人(= 毎月1GBを必ず使い切る人)であることから、繰り越し不可がデメリットになることはありません。

参考 : 500kbps前後の格安SIM
参考 : 3Mbpsの格安SIM
参考 : 高速通信の無制限プランがある格安SIM

最低利用期間・違約金なし

Wonderlinkには最低利用期間・違約金ともに設定されていないため、いつでもペナルティなしで解約することができます。

とはいえ、格安SIMにおいて、データSIMは最低利用期間と違約金のどちらもなしであることが普通なので特別すごいことではないかもしれません。

何というか、他社の格安SIMだと「データSIMはペナルティなしだけど、通話SIMは最低利用期間・違約金がある。」という感じで場合分けをしなければならないところを、WonderlinkはデータSIMしかないことから「Wonderlinkは最低利用期間・違約金がありません!」と言い切ることができるせいですごく感じるだけだと思います。

Wonderlinkの解約の際にはペナルティはありませんが、月の途中で解約しても月額料金が日割り計算されることがないという点には注意が必要です。

従って、1~2週間の出張や旅行のときだけ使って解約すれば格安で使える、ということはありません。

実際に使った期間が1ヶ月未満でも1ヶ月分の料金が請求されるからです。

iPhoneを使える

自分でiPhoneを持ち込めば、WonderlinkでもiPhoneを使うことができます。

Wonderlinkの回線はドコモの回線なので、

  • ドコモのiPhone(SIMロック解除不要)
  • au・ソフトバンクのiPhone(要SIMロック解除)
  • 最初からSIMフリーのiPhone

を使うことができます。

ドコモの場合はSIMロック解除が不要なので過去に発売された全ての機種を使えます。

au・ソフトバンクはSIMロック解除が必須なので、実質的に6s/6s Plus/7/7Plusの4機種のみの対応となります(2015年5月以前に発売されたiPhoneはSIMロック解除できないため)。

ただ、WonderlinkのSIMはデータSIMだけであり通話SIMを使うことはできないので、わざわざiPhoneとWonderlinkを組み合わせて使う必要があるのかどうかと言われると微妙だと言わざるを得ません。

私が思い付く使い方としては、新型のiPhoneを購入した後に残る古いiPhoneをカーナビ代わりに車に置きっぱなしにするためにWonderlinkのF-使い放題700プラン(700kpbs)を契約する、というようなケースくらいでしょうか。

しかし、それならば古いiPhoneをヤフオクやメルカリなどで売り払った上(機種によるがiPhoneは旧型でも2~3万円くらいにはなる)で安価なAndroid端末を購入してカーナビ代わりにすれば手元に現金も残ってお得なので、iPhoneをカーナビ代わりにする意味はあまりないかもしれません。

参考 : 格安SIMでiPhoneを約7万円安く使う方法

運営が大手なので安心

Wonderlinkを運営しているのはパナソニック コンシューマーマーケティング株式会社です。

  • 営業開始日 : 2006年4月1日
  • 資本金 : 9,679億円(2015年度)
  • 従業員数 : 7,185名(2016年3月現在)

会社名からわかる通り、電機メーカーのパナソニック株式会社の子会社ですので、企業としての信頼性は全く問題ありません。

パナソニックの公式サイトによると、パナソニック コンシューマーマーケティング株式会社の主要事業は「アプライアンス」であり、電気専門店・量販店部門といった分野が強いようですが、放送局向け制作・送出システム・デジタルサイネージシステム(電子看板)・VODシステム(ビデオ・オン・デマンド)・無停止型サーバーシステム・TV共聴・館内共聴システムといったシステムネットワーク関連事業も手がけており、格安SIMの運営に必要な技術力も備わっていることが伺えます。

つまり、Wonderlinkは大手パナソニックの看板とネットワークの技術力を備えた企業が運営している格安SIMであるということを意味していますので、安心・安全な格安SIMを使いたいならWonderlinkは最適な選択肢のうちの一つであると言えます。

デメリット

データSIMのみ(SMS・音声なし)

Wonderlinkで契約できるSIMカードの種類はデータ通信SIM(SMSなし)のみです。

通話SIMはおろか、SMS付きのデータ通信SIMすらありません。

データ通信のみでも用途は色々考えられるので他社の格安SIMとの差別化を図るために通話SIMを捨てるという選択肢は悪くないと思うのですが、SMSすら使えないというのは結構問題だと思います。

というのも、スマホやタブレット用のアプリでは本人確認のためにSMS認証を行うケースが多いため、SMSが使えなければSMS認証が必須のアプリは軒並み利用不可となってしまうからです。

メジャーなところではLINEが使えませんので、それを考えるとことの重大さが良く分かるのではないでしょうか。

セルフスタンバイ問題

SMSや通話ができないSIMカードに付いて回るのが、端末のバッテリーの消費が激しくなる「セルフスタンバイ問題」です。

詳細は省きますが、通話機能の付いた端末にデータ専用SIM(SMSなし)を挿入すると電話回線の電波を掴むための動作を繰り返してしまうことが原因です。

Wonderlinkもこのセルフスタンバイ問題からは逃れることができないため、通常よりもバッテリー切れになるのが早くなってしまう危険性があります。

SMS付きのSIMではセルフスタンバイ問題は発生しませんので、SMS付きSIMがないことが一層悔やまれます。

F-700使い放題以外のプランは微妙

先述の通り、高速データ通信できるデータ容量1GBを使い果たした後は700kbpsでデータ通信することができるF-700使い放題プランは使い勝手が良いプランだと言えます。

しかし、それ以外のプランは微妙です。

まず、F-700使い放題プランと同様にデータ容量7GBがなくなった後に700kbpsで通信可能なF-7Gプランですが、F-7Gの月額料金を支払えるのであれば他社の格安SIM(楽天モバイルDMMモバイルOCNモバイルONEエキサイトモバイルFREETEL(フリーテル)など)で10GBのプランを契約できますし、もう少しお金を払えばぷららモバイルLTEで最大3Mbpsで無制限に通信できるプランを契約することができますので、あえてF-7Gプランを選ぶ必要がありません。

また、Iシリーズ(I-3Gシングル・I-5Gシングル・I-7Gシングル)はデータ容量がそれぞれ3GB・5GB・7GBのプランですが、いずれもDMMモバイルのSMS付きでデータ容量が同じプランの方が安価なのでこれらも契約する価値がありません。

ということで、Wonderlinkで使えるプランはF-700使い放題だけなのです。

ちなみに、Fシリーズ・Iシリーズともに余ったデータ容量を翌月に繰り越すことができませんので当月中に使い切れない分は切り捨てとなってしまいますが、おすすめプランであるF-700使い放題プラン(1GB/月)は1GBを使い切った後の700kbpsが本番なので余るという発想がありません(そもそも余るようなら他社の1GB未満のプランを契約した方が安いし速い)し、その他のプランは上記の通り契約するに値しないので繰り越し不可でも全く問題ありません。

SIMカードの追加ができない

WonderlinkはF-700使い放題プランの使い勝手が良いのでスマホだけでなくタブレットなどの併用もできると良いのですが、SIMカードは1契約につき1枚までであり追加発行することは不可能なので、複数機器を同時に運用したいときはテザリングで頑張るしかありません。

テザリング自体はスマホを即席のモバイルルーターとして使えるため非常に便利な機能です。

しかし、常時テザリング状態にしているとバッテリーの消費が激しすぎるため、常にバッテリーの残量に気を付けなければならず、モバイルバッテリーも一緒に持ち歩くなどの余計な負担が増えてしまいます。

先述の通りWonderlinkにはセルフスタンバイ問題があるので尚更です。

追加SIMカードがあればメインのスマホとモバイルルータ(もしくはテザリング専用のスマホ)のそれぞれにSIMカードを挿して用途を分けることができたのですが、Wonderlinkではそのような運用を行うことはできないのです。

もちろん、2回線以上を契約すれば2枚以上のSIMカードを持つことができますが、その場合は2回線分の月額料金がかかってしまうため実用的とは言えません。

参考 : 複数枚の追加SIMカードを持てる格安SIM

支払いはクレジットカードのみ

支払い方法はクレジットカードのみとなっており、大手キャリアのような口座振替・請求書・インターネットバンキング(Pay-easy)などには一切対応していません。

クレジットカードと同じように使えるデビットカードやVプリカ(プリペイドカード)にも未対応です(デビットカードはダメと明示あり)。

フルタイムで勤めている人なら正規・非正規に関わらず簡単にクレジットカードを発行できる(カードによりますが)ので普通に仕事をしているなら全く問題になることはないと思いますが、専業主婦・学生・自己破産者などは結構厳しいかもしれません。

どうしてもクレジットカードを発行できないときは以下のようなデビットカードで契約できる格安SIMを検討してみましょう。

参考 : クレジットカード以外の支払い方法がある格安SIM

2018/02/07