格安スマホ・SIM大辞典

多数の格安SIMを価格・データ通信容量・通信速度・速度制限・音声通話・かけ放題オプションの有無・その他SIMごとの特徴などをもとに徹底比較・解説します。目的に合わせたおすすめプランの提案もあります。

もしもシークスの口コミ評価

基本情報

もしもシークスの基本情報
サービス名 もしもシークス
運営会社 エックスモバイル株式会社
回線 ドコモ回線のみ
データプラン 500MB/月・1.5GB/月・3.5GB/月・5.5GB/月・7.5GB/月・10.5GB/月
月額料金 データ専用SIM : 380円/月~
SMS付きSIM : 580円/月~
通話SIM : 980円/月~
最低利用期間 12ヶ月
違約金 10,000円
通話料金 19.9円/30秒
通話定額
オプション
かけたい放題ライト(1回5分以内の通話は無料) : 850円/月
かけたい放題フル(通話が無料) : 1,800円/月
通信速度 高速通信時 : 非公表
低速通信時 : 非公表
通信速度の
制御
不可(公式サイト上で確認できない)
速度制限 なし
データ容量の
繰り越し
不可
データ容量の
追加
不可(公式サイト上に記載なし)
SIMカードの
追加
不可
複数回線が必要なときは1人で3回線まで契約できる
支払い方法 クレジットカードと口座振替?
サイト内に口座振替に関する記述はあるが、
申し込みページでは口座振替を選べない(項目が存在しない)
年齢制限 不明(公式サイト上で確認できない)

もしもシークスのここがおすすめ

  • 月額1,800円で通話し放題の「かけたい放題フル」オプションがある

もしもシークスのここが微妙

  • 「かけたい放題フル」目的以外ではオススメできない
  • 手数料・オプション料金が高い
  • 端末が高い・iPhoneはアウトレット品(ドコモのSIMロックがかかっている)
  • データ通信に向いていない(データ容量の割に月額料金が高い等)
  • データSIMにも最低利用期間がある(12ヶ月以内の解約で違約金1万円)
  • 運営会社ができたばかり・規模が小さいのでサービスの継続性に不安がある

プラン・料金

もしもシークスのプラン・料金は以下の通りです。

もしもシークスのプラン・料金
データ容量 通信速度 プラン(SIMカード)・月額料金
データプラン データプラン
(SMS付)
音声プラン
500MB/月 高速通信時、
低速通信時ともに不明
(公式サイト上に記載なし)
380円/月 580円/月 980円/月
1.5GB/月 980円/月 1,180円/月 1,580円/月
3.5GB/月 1,580円/月 1,780円/月 2,180円/月
5.5GB/月 2,180円/月 2,380円/月 2,780円/月
7.5GB/月 2,780円/月 2,980円/月 3,380円/月
10.5GB/月 3,380円/月 3,580円/月 3,980円/月

データ容量の最低は500MBで、10.5GBまで段階的に用意されています。

500MB以降の全てに0.5GBの半端が付いているのは、もしもシークスでは基本となる500MBにオプションで1GB・3GB・5GB・7GB・10GBを組み合わせて使うプラン構成となっているからです。

他社の格安SIMとは異なる考え方のプランでありちょっと面白いと思いますが、データ容量に対する月額料金は割高ですので、データ通信目的ならばおすすめできません。

もしもシークスの目玉は月額1,800円で電話かけ放題ができるようになる「かけたい放題フル」だけです。

なお、普通に通話した場合の通話料は19.9円/30秒と高い(一般的な20円/30秒よりは安いですが)です。

メリット

かけたい放題フルで無料通話ができる

電話をかける機会が多い人は月額1,800円の有料オプション「かけたい放題フル」に加入することで、電話料金がそれ以上かからなくなります。

500MBのデータ容量で音声プランを契約して「かけたい放題フル」を使えば計2,780円で電話し放題ですので、契約する価値はあると思います。

また、新規契約・MNP転入から7日間以内の無料体験期間なら「かけたい放題フル」を自由に解約できることから、とりあえず使ってみて不要であれば解約ということも可能です。

ただし、かけ放題と言いつつ

  • 連続して1日50回以上通話した場合
  • 連続して60分以上同一の相手先に連続してかけた場合

は不正利用とみなされて利用停止となることがあるようなので注意が必要です。

とはいえ、「連続して」という前置きがあるので、1週間以上連続で每日100回の電話をかけたとか、遠距恋愛中の恋人と每日2時間の長電話をし続けたなどの極端な使い方をしない限りは問題ないと思いますので、普通に使っている限りは不正利用とみなされることはないでしょう。

なお、もしもシークスで唯一優れているのがこの「かけたい放題フル」であり、このオプションなしで通話するときやデータ通信のみを目的とするときは月額料金が他社の格安SIMに比べて割高となるため、もしもシークスはおすすめできません。

参考 : かけ放題・無料通話オプションがある格安SIM

かけたい放題ライトは不要

無料通話ができる「かけたい放題フル」の他、1回5分以内の通話なら通話料金がかからない「かけたい放題ライト」という月額850円のオプションもあります。

しかし、5分かけ放題は楽天モバイルFREETEL(フリーテル)にもありますし、これらの格安SIMなら5分以降も通話料半額アプリにより10円/30秒で通話できるため、もしもシークスでは相手になりません。

従って、5分かけ放題目的でもしもシークスと契約すべきではありません。

参考 : かけ放題・無料通話オプションがある格安SIM

通信速度制限がない

速度制限がないため、毎月のデータ容量を使い切るまでは常に高速通信をすることができます。

そのため、短時間に大量のデータ通信するような使い方も可能です。

ただし、高速通信速度・低速通信速度ともに公式サイト上では公開されていないため、使用中に規制がかかっているのかどうかを判断することはできません(一応、高速通信中は他社と同じように数十Mbpsは出ると思いますが、1Mbpsを下回ってももしもシークスに「高速通信中です。」と言われたらそれを信じるしかない)。

参考 : 格安SIMごとの速度制限基準の一覧

iPhoneが使える

もしもシークスはドコモの回線なので、

  • ドコモのiPhone(SIMロック解除不要)
  • au・ソフトバンクのiPhone(要SIMロック解除)
  • 最初からSIMフリーのiPhone

を使うことができます。

ドコモの場合はSIMロック解除が不要なので過去に発売された全ての機種を使えます。

au・ソフトバンクはSIMロック解除が必須なので、実質的に6s/6s Plus/7/7Plusの4機種のみの対応となります(2015年5月以前に発売されたiPhoneはSIMロック解除できないため)。

なお、もしもシークスではSIMカードと一緒に端末も購入することができ、端末のラインナップの中にはiPhoneもありますが、いずれもアウトレット品(ドコモのSIMロックがかかったもの)でありしかも高いので、もしもシークスで購入するのではなく、別の方法で調達する方が良いです。

参考 : 格安SIMでiPhoneを約7万円安く使う方法

口座振替が可能?

もしもシークスの「よくある質問」を見ていると、「口座振替でのお支払いの場合」などの解説が出てくることから口座振替に支払いも可能なようです。

しかし、公式サイト上の申し込みページではクレジットカード番号の入力欄しかない(口座振替を選べない、というか口座振替という選択肢が存在しない)ので、実際のところ口座振替を選べるのかどうかがよく分かりません。

もしかしたら実店舗での申し込みのときのみ口座振替での支払いが選択できるという可能性もありそうです。

ただ、いずれにしても口座振替は申し込み時の保証金として6,000円が必要になるとの記述があるため避けた方が良いですし、口座振替ができるという点を重視して格安SIMを選ぶのであれば、口座振替が可能で且つもっと使いやすいOCNモバイルONEをおすすめします。

参考 : クレジットカード以外の支払い方法がある格安SIM

デメリット

諸費用が高い

各手続きやオプションの費用が他社の格安SIMと比べて地味に高いです。

もしもシークスのプラン・料金
費用名 もしもシークスの
価格設定
他社の格安SIMで
一般的な価格設定
手数料 初期費用 5,000円 3,000円
保証金
(口座振替で契約するとき)
6,000円 なし
MNP予約番号発行手数料 300円 2つまとめて3,000円
MNP転出手数料 3,000円
オプション 留守番電話 400円 300円
キャッチホン 300円 200円
保証
(もしも保証600・700)
600円
700円
500円

月額料金を下げている(と思われる)現状では運営が厳しいので、各費用をやや割高にしてそれらで稼いでいるという感じでしょうか。

何というか、ちょっとセコいと思います。

個人的な考えとしてオプション料金に物申したいことは、月額1,000円を超える基本料金で100~200円高くても大きな差だとは思わない一方で、相場が数百円のオプション料金で100円違ったらユーザーにとっては大きな差に見えてしまう(普通200円のキャッチホンが300円だと1.5倍の価格設定なのでインパクトが大きい等)ので、素直に月額料金を上げる方が良いのではないかと思います。

端末が高い

もしもシークスではSIMカードと一緒に端末を購入することができますが、どれも定価販売でありAmazonや市場などで購入する方が圧倒的に安い(機種にもよりますが数千円は違う)ので、端末は別途調達するようにしましょう。

iPhoneは買ってはダメ

iPhoneも売っていますが、絶対に買ってはいけません。

というのも、全てのiPhoneがドコモのSIMロックのかかったアウトレット品で、しかも何故か定価販売だからです。

ドコモの端末なので普通に使う分には問題ありません(もしもシークスはドコモ回線なのでSIMカードを挿せばそのまま使える)が、ドコモ端末は本人が(ドコモで)購入した端末以外はSIMロック解除できませんので、今後SIMロックを解除することは不可能であり、色々と面倒という理由もあります。

というか、もしもシークスで定価で購入するくらいならAppleストアで買えばSIMロック解除が不要なSIMフリーのiPhoneが手に入ります。

また、アウトレット品を許容できるなら中古のものでも良いと思いますのでヤフオクやメルカリで安く購入できます。

ということで、もしもシークスでiPhoneを購入する理由が全く存在しないのです。

参考 : 格安SIMでiPhoneを約7万円安く使う方法
参考 : iPhoneをセット購入できる格安SIM

データ通信には不向き

他社より割高

「かけたい放題フル」により無料通話ができることがもしもシークスの最大のメリットであることは先述の通りです。

一方で、データ容量の割には他社の格安SIMよりも料金が高いので、データ通信が目的ならもしもシークスはおすすめできません。

データ通信したいなら楽天モバイルDMMモバイルエキサイトモバイルFREETEL(フリーテル)などを検討しましょう。

通信速度が不明

もしもシークスは高速通信・低速通信ともに具体的な通信速度は公表されておらず一切が謎です。

一応、データ容量が残っている間は他社の高速通信時並の速度は出るようですが、具体的な数値が分からないのは結構不安です。

参考 : 格安SIMごとの速度制限基準の一覧

高速通信のON/OFFを切り替えできない

また、高速通信のON/OFFを任意のタイミングで切り替えることができません。

そのため、高速通信を使う必要のないテキスト主体のデータ通信(LINE・メール・ニュースサイトなど)でも常にデータ容量を垂れ流し続けてしまい、気が付いたらデータ容量がゼロになっていたという事態に陥る危険性が高いと言えます。

ON/OFFの切り替えができれば動画の閲覧やアプリのダウンロード・更新のときのみONにしてそれ以外のときはOFFにしておくとデータ容量の大幅な節約が可能なのですが、それができないことからデータ容量は常に垂れ流しになっていると言っても過言ではありません。

参考 : 高速通信のON/OFFを切り替えられる格安SIM

余ったデータ容量を繰り越しできない

ダメ押しとして、データ容量をひと月で使い切れなかったとしても翌月に繰り越しできないという欠点もあります。

文字通り、当月に使えるデータ容量を当月中に使い切れなかった場合には、全て消滅してしまうという意味です。

先述の通り、他社よりも割高な月額料金であるにも関わらず繰り越しできませんので、繰り越しが当然の格安SIMが多い中では大きなディズアドバンテージだと言わざるを得ません。

参考 : 高速通信データ容量を繰り越しできる格安SIM

データプランも最低利用期間がある

通常、格安SIMでは通話SIMにのみ最低利用期間と違約金が設定されており、データSIMはいつ解約してもOKであるのが普通です。

しかし、もしもシークスはデータSIM・通話SIMともに最低利用期間12ヶ月・違約金1万円となっています(「よくある質問」には「データSIMは例外」といった記述がない)。

ある意味革新的です。

参考 : 音声通話SIMの最低利用期間がない・短い格安SIM

運営会社ができたてホヤホヤ

もしもシークスはエックスモバイル株式会社が運営しています。

  • 設立年月日 : 2013年10月10日(もしもシークス開業は1年後の2014年10月10日)
  • 資本金 : 1億7799万円(資本準備金を含む)
  • 従業員数 : 17名(女性社員数8名)※2016年9月末時点

2013年に会社を設立し、2014年に事業を開始したばかりのできたてホヤホヤで、事業内容はもしもシークスの運営だけです。

どこかの大企業が格安SIMのために子会社として設立したというわけでもなく、格安SIM業界に新規参入してきたばかりなのです。

格安SIMとしては明らかに後発ですので、大手企業が運営しているサービスが多い中で生き残っていけるのかどうかが不安ですが、2015年5月の時点では社長が「超絶赤字」とインタビュー記事で延べています。

「まだ超絶赤字」だけど「撤退します、以上」はありえない――エックスモバイル木野社長

http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1506/04/news109.html

※「超絶赤字」への言及は4ページ目

一応、2016年12月現在でもサービスを継続していますが、赤字が解消されたのかどうかといった点や今後の見通しなどについては不明です。

また、仮に事業が立ち行かなくなった場合について考えると、既に撤退が決まっているb-mobile(ビーモバイル)(U-mobileを運営している株式会社U-NEXTが継承)やBIGLOBE SIM(auのKDDI株式会社が継承)といった格安SIMほど事業規模が大きくないことから、継承してくれる会社が現れずにそのままサービスが終了してしまう危険性があるのではないかと思われます。

この辺りは私の個人的な予想ですのであまり当てにされると困るのですが、運営している会社の規模・サービスの将来性・各プランの月額料金(何度も言っていますが、データ容量の割に料金が高い)などを考慮すると、私だったら別の格安SIMを選ぶかな、という感じです。

ただ、無料通話ができる「かけたい放題フル」は魅力的ですので、電話をかける機会が多い人などは検討する価値がある格安SIMであることは間違いないと思います。

2017/03/29