格安スマホ・SIM大辞典

多数の格安SIMを価格・データ通信容量・通信速度・速度制限・音声通話・かけ放題オプションの有無・その他SIMごとの特徴などをもとに徹底比較・解説します。目的に合わせたおすすめプランの提案もあります。

かけ放題・無料通話(通話定額)オプションを使える格安SIMの比較

特徴

格安SIMは通常20円/30秒の通話料がかかるため、どうしても通話料が嵩んでしまいます。

通話料を節約する代表的な方法としては、登録無料・月額利用料金0円で誰でも通話料を半額(10円/30秒)にできる楽天でんわG-Callを使うのが良いのですが、通話する頻度が高いときや通話時間が長いときには大きな効果を望むことができません。

そんなときに役に立つのが各格安SIMが用意しているかけ放題・無料通話オプションです。

どちらも有料オプションであるものの、

  • かけ放題 : 1回○分までの通話は無料
  • 無料通話 : 月○分までの通話は無料

といった内容であるため、電話を利用する機会が多くても通話料を大きく抑えることに役に立ちます。

従って、電話を主な目的としてスマホを持っており実際に毎月の請求金額が高くなってしまうようなら、オプションの加入を検討したり豊富なオプションのある格安SIMへのMNP乗り換えを検討して見ると良いです。

毎月の通話料が後述のオプション料金を大きく超えているかどうかが目安の一つになると思います。

逆に、通話料がオプション料金を下回るようなら加入しても無駄になってしまいますので、楽天でんわG-Callで十分です。

無料時間を超えた後の通話料

かけ放題オプション・無料通話オプションともに、一部の例外を除いて無料となる時間が決まっていますが、もし通話時間が長くなって無料の時間を超えてしまった場合には、超過分に対してのみ通話料が発生する仕組みです。

例えば、5分かけ放題オプション加入時に1回で15分の通話をしたら5分以降の10分に通話料がかかり、60分の無料通話オプション加入時にひと月に80分の通話をしたら60分以降の20分に通話料がかかるという感じです。

また、通話料半額アプリがある格安SIM(後述の表を参照)は無料時間超過後の通話料を10円/30秒で計算してくれるため、通話料を抑えるためにはオプションの有無だけではなく通話料半額アプリの有無も非常に重要です。

比較一覧と解説

通話料を安くするかけ放題オプション・無料通話オプションがある格安SIMとその料金は以下の通りです。

格安SIMごとの通話料を安くするオプションの比較
格安SIM 通話料を安くするオプション 最安プラン
かけ放題 月額料金 無料通話 月額料金 データ容量 月額料金
IIJmio 3分(家族は10分)
5分(家族は30分)
600円
830円
- - 3GB/月 1,600円
楽天モバイル 5分 850円 - - 200kbps 1,250円
3.1GB/月 1,600円
mineo - - 30分
60分
840円
1,680円
500MB/月 1,310円
DMMモバイル 5分 850円 - - 200kbps 1,140円
1GB/月 1,260円
OCNモバイルONE 10分 850円 - - 3GB/月 1,800円
BIGLOBE SIM 3分 650円 60分 650円 1GB/月 1,400円
U-mobile - - 60分 800円 3GB/月 1,580円
FREETEL 1分
5分
399円
840円
- - ~100MB/月
(従量課金制)
999円
b-mobile 3分 500円 - - ~1GB/月
(従量課金制)
1,300円
DTI SIM 5分 780円 - - 1GB/月 1,200円
nuroモバイル 5分 800円 - - 2GB/月 1,400円
イオンモバイル 5分 850円 - - 500MB/月 1,130円
もしもシークス 5分 850円 完全無料 1,800円 500MB/月 980円
GMOとくとくBB - - 60分 650円 3GB/月 1,580円

※「※」が付いている格安SIMは、10円/30秒で通話できる「通話料半額アプリ」を無料で利用可能です(当該SIMの契約者専用)

かけ放題・無料通話のオプションがある格安SIMは全部で11ありますが、そのうち両方を使える格安SIMはBIGLOBE SIMただひとつです。

しかも、60分の無料通話を650円/月という破格の月額料金で使えるという大きなメリットがあるため非常にオススメです。

また、GMOとくとくBBの格安SIMはかけ放題オプションはないものの、回線の中身はBIGLOBE SIMであることからBIGLOBE SIMと同様に無料通話が安く、同容量で比べるとBIGLOBE SIMよりも安価なのでこちらもオススメです。

正真正銘のかけ放題を使いたい場合は1,800円/月で通話し放題になるもしもシークスが良いと思います。

IIJmio(みおふぉん)

IIJmioの通話オプションと月額料金
通話料を安くするオプション 最安プラン
かけ放題 月額料金 無料通話 月額料金 プラン データ容量 月額料金
3分(家族は10分)
5分(家族は30分)
600円
830円
なし - ミニマムスタートプラン 3GB/月 1,600円

「誰とでも3分 家族と10分」と「誰とでも5分 家族と30分」の2種類があります。

IIJmio自体は回線の品質が良く運営が超大手のインターネットイニシアティブ株式会社ということもあり安心して使える格安SIMですので、それにかけ放題オプションを付けるという選択肢は悪くありません。

ただ、IIJmioにおける家族間通話は「同一mioID間の通話(ひとりの契約者が複数枚発行したSIMカード間での通話)」を指していることから、例えば夫婦でそれぞれにIIJmioを契約した場合はmioIDが異なる者同士の通話となるので家族間通話の対象外となります。

家族間での通話が目的でIIJmioを契約するときは注意が必要です。

IIJmioには通話料半額アプリ「みおふぉんダイアル」がありますので、無料時間を超えた後の通話も10円/30秒と安いです。

楽天モバイル

楽天モバイルの通話オプションと月額料金
通話料を安くするオプション 最安プラン
かけ放題 月額料金 無料通話 月額料金 プラン データ容量 月額料金
5分 850円 なし - ベーシックプラン 200kbps 1,250円
3.1GBプラン 3.1GB/月 1,600円

楽天モバイルは5分かけ放題オプションのみです。

通話という点だけで考えると他社の格安SIMの方が良いのですが、楽天モバイルと契約中は楽天ポイントの還元率が常に+1倍になる、100円につき1ポイントのポイント還元がある、楽天スーパーポイントで支払いができる&しかもポイントを稼ぎやすい(稼ぎ方についてはこちらを参照)といった特徴があって使いやすい格安SIMだと言えます。

楽天モバイルには通話料半額アプリ「楽天でんわ」がありますので、無料時間を超えた後の通話も10円/30秒と安いです。

mineo(マイネオ)

mineo(マイネオ)の通話オプションと月額料金
通話料を安くするオプション 最安プラン
かけ放題 月額料金 無料通話 月額料金 プラン データ容量 月額料金
なし - 30分
60分
840円
1,680円
デュアルタイプ
Dプラン(ドコモ回線)
500MB/月 1,310円
デュアルタイプ
Aプラン(au回線)

30分と60分の無料通話が選べますが、どちらも割高です。

30分がBIGLOBE SIMGMOとくとくBBの格安SIMの60分よりも高額ですので、無料通話が目的ならmineo(マイネオ)を選ぶべきではないと思います。

ただ、au回線を使いたいのであればその限りではありません。

DMMモバイル

DMMモバイルの通話オプションと月額料金
通話料を安くするオプション 最安プラン
かけ放題 月額料金 無料通話 月額料金 データ容量 月額料金
5分 850円 - - 200kbps 1,140円
1GB/月 1,260円

DMMモバイルは5分かけ放題オプションのみです。

しかし、低容量プランと200kbpsのプランはかなり安価なので通話がメインでデータ通信をあまりしないという人がスマホを安く維持するときには非常に役に立ちます。

また、初速バースト転送機能(データ通信の最初の一定量は低速状態でも高速通信ができる)があることから低容量プランとの相性が良く、ちょっとしたデータ通信ならストレス皆無というメリットもあります。

OCNモバイルONE

OCNモバイルONEの通話オプションと月額料金
通話料を安くするオプション 最安プラン
かけ放題 月額料金 無料通話 月額料金 プラン データ容量 月額料金
10分 850円 なし - 3GB/月コース 3GB/月 1,800円

OCNモバイルONEは10分かけ放題オプションのみです。

10分かけ放題を使いたいだけなら他の格安SIMでも全く問題ないのですが、口座振替で契約できる(クレジットカード不要)という大きな利点があるためOCNモバイルONEなら誰でも簡単に契約することが可能です。

また、運営が超大手のNTTコミュニケーションズ株式会社であり格安SIMのシェアNo.1でもあるので、安心感を重視したい人にもおすすめです。

ちなみに、実はOCNモバイルONEには上記の表よりも安価な「110MB/日コース(1,600円/月)」があるのですが、日毎にデータ容量の上限が決まっている日次プランは非常に使いにくいので避けた方が無難です(詳細はこちら)。

BIGLOBE SIM

BIGLOBE SIMの通話オプションと月額料金
通話料を安くするオプション 最安プラン
かけ放題 月額料金 無料通話 月額料金 プラン データ容量 月額料金
3分 650円 60分 650円 音声通話
スタートプラン
1GB/月 1,400円

3分かけ放題と60分の無料通話を使えます。

無料通話60分が最安の650円/月で使えることから、無料通話が欲しいなら非常にオススメの格安SIMだと言えます。

3分かけ放題と組み合わせれば更に通話料を安くできますし、もし無料通話を超過しても通話料半額アプリ「BIGLOBEでんわ」のおかげで通話料が10円/30秒での計算となるためよほど電話を使い過ぎない限りは高額な請求金額になることはないと思います。

また、必要最低限の1GB/月のプランを選べることも通話がメインの人にBIGLOBE SIMをおすすめできる理由です。

3GB/月のプランを使いたいときはGMOとくとくBBの格安SIMの方が良い場合がありますので、その際は両者の違いを比較してみて下さい。

U-mobile

U-mobile(ユーモバイル)の通話オプションと月額料金
通話料を安くするオプション 最安プラン
かけ放題 月額料金 無料通話 月額料金 プラン データ容量 月額料金
なし - 60分 800円 3GB 3GB/月 1,580円

60分の無料通話オプションのみです。

無料通話オプションやプランの月額料金だけに注目すると完全にBIGLOBE SIMGMOとくとくBBの格安SIMの下位互換にしか見えませんが、U-mobile加入者は街中にあるWi-Fiスポット「U-NEXT Wi-Fi」に無料で接続できるようになるというメリットがあります。

都市部では電波にかからないように街中を歩く方が難しいくらいの数が設置されていますので、Wi-Fiスポットに価値を見い出せればU-mobileは悪くないと思います。

FREETEL

FREETEL(フリーテル)の通話オプションと月額料金
通話料を安くするオプション 最安プラン
かけ放題 月額料金 無料通話 月額料金 プラン データ容量 月額料金
1分
5分
399円
840円
なし - 使った分だけ
安心プラン
~100MB/月
(従量課金制)
999円

1分と5分のかけ放題を選ぶことができ、1分のかけ放題は他にはない非常に珍しいオプションです。

1分かけ放題は使い所に迷うかもしれませんが、「1回1分以内の電話が無料になる」という考え方ではなく「全ての電話の最初の1分が無料になる」と解釈すれば誰でも活用できる有用なオプションだと思います。

具体的に計算してみると、

  • 1分かけ放題オプション : 399円
  • 通話料 : 10円/30秒 = 20円/1分(FREETELでんわ使用時)

なので、1回1分以上の電話をひと月に20回以上かける場合は1分かけ放題オプションに加入した方がお得だと判断できます。

また、従量課金制の「使った分だけ安心プラン」に加入した上で高速通信をOFFにしておけば通話SIMを999円/月で使えるという利点もあります。

b-mobile

b-mobile(ビーモバイル)の通話オプションと月額料金
通話料を安くするオプション 最安プラン
かけ放題 月額料金 無料通話 月額料金 プラン データ容量 月額料金
3分 500円 なし - おかわりSIM
(従量課金制)
1GB/月 1,300円

3分かけ放題オプションしかありませんが、最安値で使うことができます。

ただ、「かけ放題」と言いつつ「1日に50回までなら無料」という条件付きであり、人によっては簡単に上限を突破してしまうかもしれないので要注意です。

プランは従量課金制なので1GB毎に500円ずつ高くなっていってしまいますが、通信量の把握や高速通信のON/OFFの切り替えは専用アプリで簡単にできるので1GBを超えそうになった時点でOFFにすれば安価な月額料金を簡単に維持することができます。

DTI SIM

DTI SIMの通話オプションと月額料金
通話料を安くするオプション 最安プラン
かけ放題 月額料金 無料通話 月額料金 プラン データ容量 月額料金
5分 780円 なし - 1GB 1GB/月 1,200円

5分かけ放題オプションがあります。

オプション料金もプランの月額料金も安価なのですが、他社の格安SIMと異なり通話料半額アプリがないため5分を超えた分は全て20円/30秒の通話料がかかってしまいます。

楽天でんわG-Callを使えば誰でも通話料を半額にできるとは言え、5分を経過した時点でこれらの電話に自動的に切り替わるわけではないので5分かけ放題との併用は不可能です。

※5分かけ放題はプリフィックス番号を付けずに発信したときのみ有効であるため。

かけ放題オプションに加入する人はもともと電話をする機会が多い・時間が長い可能性が高く、5分超過後に20円/30秒で通話料が嵩んでいくのは大変危険ですのでDIT SIMはおすすめできません。

nuroモバイル

nuroモバイルの通話オプションと月額料金
通話料を安くするオプション 最安プラン
かけ放題 月額料金 無料通話 月額料金 プラン データ容量 月額料金
5分 800円 なし - 通常プラン 2GB/月 1,400円

2017年2月のサービス改定により、通話料が半額になる「nuroモバイルでんわ」と「5分かけ放題オプション」が追加され、通話料を安くすることができる格安SIMの仲間入りを果たしました。

最低容量の2GB/月が1,400円なので「1GBだと少なくて不安だけど3GBだと多過ぎる。」という微妙なニーズに応えることができます。

ただ、高速通信のON/OFFを切り替えできないという欠点があるためデータ容量の節約はできず、通話料の安さとデータ通信の利便性を両立させることは難しいように思います。

イオンモバイル

イオンモバイルの通話オプションと月額料金
通話料を安くするオプション 最安プラン
かけ放題 月額料金 無料通話 月額料金 プラン データ容量 月額料金
5分 850円 なし - 500MB 500MB/月 1,130円

2017年3月から通話料半額の「イオンでんわ」と「5分かけ放題オプション」を使えるようになりました。

合わせてプラン料金の改定も行われており、500MB/月は1,180円から1,130円に値下げされて使いやすくなっています。

データ通信をあまり行わない人なら高速通信のON/OFFをこまめに行なって高速通信データ容量を節約すれば500MBでも十分に運用できるはずですので、おすすめできる格安SIMだと言えます。

なお、イオンモバイルには月額1,500円でIP電話が完全無料になる「050かけ放題オプション」もありますが、IP電話は緊急通報(110や119など)をできないという欠点がありますし、そもそもオプション料金が高過ぎるので加入する価値はありません。

1,500円は75分の通話料に相当しますので普通に「イオンでんわ」を使いましょう。

もしもシークス

もしもシークスの通話オプションと月額料金
通話料を安くするオプション 最安プラン
かけ放題 月額料金 無料通話 月額料金 プラン データ容量 月額料金
5分 850円 完全無料 1,800円 500MB 500MB/月 980円

コミコミプラン等を除けば、格安SIMで唯一正真正銘のかけ放題を実現できる格安SIMです。

月額1,800円なので安いオプション料金ではないものの、電話をかける機会が多い人なら十分に元を取れると思います。

一応、同一の相手に何度も繰り返しかけた場合は無料通話の適用外となる可能性があるという制限はありますが、

  • 連続して1日50回以上通話した場合
  • 連続して60分以上同一の相手先に連続してかけた場合

という条件なので普通に使っている限りは問題ないでしょう。

格安SIMで電話をガンガン使いたい人にはオススメです。

なお、5分かけ放題についてはDTI SIMと同様に5分超過後の通話料が20円/30秒であることから避けた方が無難です。

GMOとくとくBBの格安SIM

GMOとくとくBBの格安SIMの通話オプションと月額料金
通話料を安くするオプション 最安プラン
かけ放題 月額料金 無料通話 月額料金 プラン データ容量 月額料金
なし - 60分 650円 3GB/月 1,580円

BIGLOBE SIMと同様、60分の無料通話を月額650年という最安値で使えます。

中身はBIGLOBE SIMなので共通点は多いですが、主な違いは

  • 3分かけ放題がない
  • 1GB/月のプランがない
  • 同容量ならGMOとくとくBBの方が安い(割引もある)

などが挙げられます(詳細はこちらを参照)。

3GB/月以上が必要で、かつ3分の無料通話が不要ならGMOとくとくBBの方が良いと思います。

2017/03/10