格安スマホ・SIM大辞典

多数の格安SIMを価格・データ通信容量・通信速度・速度制限・音声通話・かけ放題オプションの有無・その他SIMごとの特徴などをもとに徹底比較・解説します。目的に合わせたおすすめプランの提案もあります。

格安SIMごとの高速通信の速度制限基準・初速バースト転送・データ繰り越し・速度切り替えのまとめ

高速通信で重要な要素

ほとんどの格安SIMではLTE・4G回線を使った高速データ通信を行うことができるようになっています。

通常、格安SIMのプランを選ぶときは、月額料金やひと月に高速データ通信することができるデータ容量ばかりに注目してしまいがちですが、

など、プランの一覧表を眺めただけでは分からない機能もかなり重要です。

これらの機能の有無によって同じデータ容量のプランであっても通信の快適さやデータ容量の運用方法などが大きく変わってきますので、単純に月額料金やデータ容量だけに気を取られないように格安SIM・プランを選ぶことをおすすめします。

なお、格安SIMによって高速通信時の最大速度も大きく異なるのですが、モバイル回線はベストエフォート型のサービスであり最大速度やそれに近い速度が出ることはほとんどないですし、また、最大速度の多少の速い・遅いが一般的なスマホの用途(メール・LINE・ウェブサイト閲覧・動画閲覧・アプリダウンロードなど)に大きな影響を与えることはありませんので、ここでは一切触れません。

比較一覧と解説

格安SIMごとの通信制限(速度制限)基準・繰り越しの可否・初速バースト転送機能の有無・高速通信ON/OFFの可否は以下の通りです。

「高速通信ON/OFF」の「アプリ」は専用アプリから手軽にON/OFFを切り替えられることを、「マイページ」は当該格安SIMの公式サイトにログインして切り替えを行う必要があることを意味しています。

格安SIMの高速通信の仕様まとめ
格安SIM 通信規制
(速度制限)
高速通信
データ容量
繰り越し
初速
バースト
転送
高速通信
ON/OFF
詳細 ・タイプD(ドコモ回線)
高速時:なし
低速時:366MB/3日
・タイプA(au回線)
高速時:6GB/3日
低速時:366MB/3日
翌月末まで あり アプリ
詳細 3.1GBプラン:540MB/3日
5GBプラン:1GB/3日
10GBプラン:1.7GB/3日
20GBプラン:なし
30GBプラン:なし
コミコミ(S・M):400MB/3日
コミコミ(L・LL):800MB/3日
翌月末まで あり アプリ
※後述
詳細 なし 翌月末まで なし 不可
詳細 Dプラン(ドコモ回線):なし
Aプラン(au回線):6GB/3日
翌月末まで あり アプリ
詳細 高速時:なし
低速時:366MB/3日
翌月末まで あり アプリ
詳細 なし 翌月末・翌日まで あり アプリ
詳細 なし 契約中の容量と
同量まで可能
(期限なし)
なし 不可
詳細 3GBプラン:650MB/1日
5GBプラン:1,100MB/1日
10GBプラン:2,200MB/1日
翌月末まで あり 不可
詳細 高速時:なし
低速時:366MB/3日
翌月末まで
(追加購入分は不可)
あり マイページ
詳細 6GB/3日 契約中の容量と
同量まで可能
(期限なし)
なし アプリ
詳細 不明(基準非公開) 不可 なし 不可
詳細 なし 翌月末まで なし アプリ
詳細 なし 不可 なし 不可
詳細 Fシリーズ:1GB/1日
Iシリーズ:366/3日(低速時のみ)
不可 なし 不可
詳細 高速時:なし
低速時:360MB/3日
不可 なし ・iOS
マイページ
・Androd
アプリ
詳細 1GBプラン:700MB/3日
2.5GBプラン:20GB/3日
ネット使い放題プラン:不明
その他:2GB/3日
翌月末まで
(お試しプランと
ノーカウントは
除く)
なし 不可
詳細 不明(基準非公開) 翌月末まで なし 不可
詳細 3GB/3日 不可 なし 不可
詳細 高速時:なし
低速時:366MB/3日
※データSIMタイプ2は
低速時も制限なし
翌月末まで
(追加購入分は当月)
なし マイページ
詳細 450MB/3日 翌月末まで なし 不明
詳細 なし 不可 なし 不可
詳細 1GBプラン:360MB/3日
2GBプラン:360MB/3日
3GBプラン:500MB/3日
5GBプラン:800MB/3日
7GBプラン:1GB/3日
翌月末まで なし 不可
詳細 3GB/3日 不可 なし 不可
詳細 なし 契約中の容量と
同量まで可能
(期限なし)
なし 不可
詳細 3Gプラン:500MB/1日
※3GBプランではない
不可 なし 不可
詳細 高速時:なし
低速時:366MB/3日
不可 なし 不可
詳細 1GBプラン:366MB/3日
3GBプラン:366MB/3日
7GBプラン:1.2GB/3日
10GBプラン:1.5GB/3日
翌月末まで なし マイページ
詳細 不明(記載なし) 翌月末・翌日まで なし 不可
詳細 高速時:なし
低速時:366MB/3日
翌月末まで あり マイページ

楽天モバイルはアプリで通信速度の切り替え自体は可能なのですが、低速で通信しても高速通信データ容量を消費するという謎の仕様があるため低速にするメリットが一切ありません。

格安SIMの選び方には色々あるので一概にどれが良いのかは言えないのですが、高速データ通信は(高速通信が可能なプランを契約していれば)誰でも必ず使いますので、全ての機能が有効な格安SIMが一般的には使いやすいと判断できると思います。

例えば、

  • 通信制限(速度制限)の基準 : 高速通信時は制限なし
  • 余ったデータ容量の繰り越し : 可能
  • 初速バースト転送機能(バーストモード) : あり
  • 高速通信のON/OFFの切り替え : アプリで可能(マイページより手間がかからない)

という組み合わせが高速通信可能な格安SIMとしては最も高機能だと言えますが、これらに該当するのは

の5つに絞ることができますので、これらの中から契約するものを選べばその格安SIMに満足できる可能性が高いと言えるのではないでしょうか。

IIJmio(みおふぉん)

超大手の株式会社インターネットイニシアティブが運営している格安SIMで、回線の信頼性の高さが評判です。

通話料半額(10円/30秒)の半額アプリ「みおふぉんダイアル」がかけ放題オプション(3分 or 5分)もあるため、データ通信の面だけではなく通話料の面でも問題ありません。

格安SIM選びで困ったらIIJmioにしておけば間違いないと言えるくらい使いやすい格安SIMです。

mineo(マイネオ)

家族で契約すると家族割50円が全員に適用される・ユーザー同士(家族など)で余ったデータ容量を共用できるパケットシェア・ユーザー宛て(家族など)にデータ容量を送ることができるパケットギフト・mineoユーザー全員で余ったデータ容量をギブアンドテイクできるフリータンク(貰うときは月最大1GBまで)など、他の格安SIMにはないmineo(マイネオ)独自の便利な機能が豊富です。

コミュニティサイトの「マイネ王」もmineo(マイネオ)の使い方や仕様などについての質問・回答が活発に行われており、情報収集に役立ちます。

欠点は通話料が高く(20円/30秒)、無料通話オプション(30分 or 60分)も高いことですので、mineoを契約するなら誰でも通話料を半額(10円/30秒)にできる楽天でんわまたはG-Callを必ず併用しましょう。

DMMモバイル

低データ容量のプランが安価で提供されているとく特徴があります。

ここで取り上げている他の4つに比べるとやや影が薄いですが、安さを優先するならオススメです。

また、常時低速(上下最大200kbps)のプランもあるので、最低限のデータ通信をできればそれで良いという人は超安価でスマホを維持することができます。

常時低速プランは初速バースト転送機能との相性が非常に良く、テキスト主体のデータ通信(テキスト・LINE・ニュースサイトの閲覧など)しかしないなら十分にストレスフリーでイナーネットを利用できます。

OCNモバイルONE

月額料金はやや高いですが、口座振替で契約できるクレジットカード不要の格安SIMのひとつという特徴があります。

クレジットカードを持てない職業や事情の人にはとっては貴重な格安SIMだと言えます。

運営会社がNTTコミュニケーションズ株式会社ということもあり、信頼性も十分です。

エキサイトモバイル

段階定額制(従量課金制)の最適料金プランと、毎月決まったデータ容量を決まった料金で使うことができる定額プランの2つがあります。

最適料金プランは高速データ通信をしすぎると請求金額が高くなってしまうというデメリットはありますが、高速データ通信をあまり使わない月は安く済みますのでトータルでは経済的です。

また、使いすぎを防ぐためには日々マイページから通信量を監視し、自分で定めた最大ラインを超えそうになったら高速通信をOFFにすればOKです。

初速バースト転送機能がありますので、低速状態になってもちょっとしたデータ通信(テキスト・LINE・ニュースサイトの閲覧など)なら問題なく行えます。

2017/03/03