格安スマホ・SIM大辞典

多数の格安SIMを価格・データ通信容量・通信速度・速度制限・音声通話・かけ放題オプションの有無・その他SIMごとの特徴などをもとに徹底比較・解説します。目的に合わせたおすすめプランの提案もあります。

格安SIMでiPhoneを約7万円安く使う方法

iPhoneは大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で契約すると毎月かなりの料金を取られてしまいますが、一方で格安SIMなら毎月の出費をかなり抑えることが可能です。

結論から言うと、

  • 大手キャリア : 毎月8,000円台、2年で約19~21万円
  • 格安SIM : 毎月5,000円台、2年で約7万円も安い

という大きな差が生じます。

できるだけ安くiPhoneを持ちたいなら基本的に格安SIM一択ですので、ここではその方法を解説していきたいと思います。

大手キャリアと格安SIMの料金の違い

まずは、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と格安SIMでiPhoneを契約したときの料金の違いについて比較します。

契約内容としては、

  • 機種 : iPhone 7 / 7 Plus(この記事を書いている時点の最新機種)
  • 容量 : 32GB
  • プラン : キャリアと格安SIMで契約内容が異なるが、標準的なプランを選ぶ

を想定します。

大手キャリア : 2年で約19~21万円もかかる

大手キャリアの例として、ドコモでiPhone 7と7 Plusを新規契約またはMNP転入したときの支払金額は以下の通りです(公式サイトの料金シミュレーションを利用)。

ドコモの7 / 7 Plusの支払金額
費用項目 内容 月額料金
iPhone 7 iPhone 7 Plus
基本料金
(プラン)
カケホーダイライトプラン 1,700円/月 1,700円/月
パケットパック
(データ容量)
データMパック(5GB/月) 5,000円/月 5,000円/月
インターネット
接続サービス
SPモード 300円/月 300円/月
機種代金 24回分割払い 3,429円/月 4,023円/月
機種代金割引 月々サポート -2,781円/月 -2,808円/月
ひと月の支払金額 8,208円/月 8,775円/月
2年の支払金額 196,992円 210,600円

標準的なプランになるように各項目を選択したところ7/7 Plusとも8,000円/月を超え、24をかけて2年分の料金にしてみると約20~21万円になりました。

大手キャリアとしては普通の料金設定なのですが、20~21万円が高いか安いかと言われたら間違いなく高いと思います。

また、auとソフトバンクについての同様の計算を行うとやはり8,000円/月を超え、2年で約19~21万円という結果となりました(auとソフトバンクは全く同じ金額です)。

auとソフトバンクの支払金額
au ソフトバンク
iPhone 7 iPhone 7 Plus iPhone 7 iPhone 7 Plus
ひと月の支払金額 8,010円/月 8,580円/月 8,010円/月 8,580円/月
2年の支払金額 192,240円 205,920円 192,240円 205,920円

格安SIM : 約7万円も安い

続いて格安SIMで料金計算を行いますが、格安SIMのiPhoneのセット購入はオススメできないのでSIMフリーの新品をアップルストアで購入するものとします。

追記

UQモバイルとワイモバイルがiPhone SE(32GB・128GB)の取り扱いを開始したことにより、これらの格安SIMでのセット購入はオススメできるようになりました。

参考 : iPhone SEはUQモバイルとワイモバイルのどっちが安い?オススメ?

そのとき、各機種の購入代金は

  • iPhone 7(32GB) : 72,800円(24で割ると3,034円、端数切上)
  • iPhone 7 Plus(32GB) : 85,800円(24で割ると3,575円)

となります。

契約する格安SIMは大手キャリアと同じく5GB/月のプランを選べて、且つ使いやすく運営会社の信頼性も高い楽天モバイルLINEモバイルmineo(マイネオ)の3つとします。

計算結果は以下の通りです。

格安SIMの支払金額
費用項目 月額料金
楽天モバイル LINEモバイル mineo
7 7 Plus 7 7 Plus 7 7 Plus
基本料金
(5GB/月の
プラン)
2,150円/月 2,220円/月 2,280円/月
機種代金
(24回
分割払い)
3,034円/月 3,575円/月 3,034円/月 3,575円/月 3,034円/月 3,575円/月
ひと月の
支払金額
5,184円/月 5,725円/月 5,254円/月 5,795円/月 5,314円/月 5,855円/月
2年の
支払金額
124,400円 137,400円 126,080円 139,080円 127,520円 140,520円

ご覧の通り、7/7 Plusともに月々の支払い金額が5,000円代にまで、2年間での支払金額は12~14万円まで下がりました。

大手キャリアだと約19~21万円なので、それと比べると約7万円も安くなっています。

2年間でこれだけ金額が違えば単純に通信費の節約になりますし、その差額を使って2年後にiPhoneの新機種を購入することも可能です。

iPhoneの調達方法

格安SIMでiPhoneを安く使えることが分かったところで、格安SIMで使うiPhoneを調達する方法について考えてみたいと思います。

ここで挙げる4つの方法とメリット・デメリットは表にまとめた通りですが、以下でもう少し詳しく解説します。

iPhoneの調達方法ごとのメリット・デメリット
調達方法 メリット デメリット
格安SIMで新品を
セット購入する
格安SIMと契約するだけなので楽。
UQモバイルワイモバイルなら
比較的新しいiPhone SEがある。
UQモバイルとワイモバイル以外は
機種が古い・容量が少ない・
販売価格が高い※などの問題が多い
※定価の2倍以上等
Appleで
新品を購入する
確実にSIMフリーiPhoneが手に入る。 定価販売なので高い。
ヤフオクやメルカリで
中古を購入する
定価よりも安価。
古い機種なら更に安価。
白ロムを購入すると
将来的に赤ロムになる可能性がある。
(一旦赤ロムになると
Wi-Fi通信以外不可)
大手キャリアから
持ち込む
新しく買う必要がないので経済的。
ドコモならSIMロック解除不要で使える。
MNP時に機種代の残金があると
一括支払いが必要。
auとSBはSIMロック解除必須。
(解除できるのは
6s/6s Plus/SE/7/7 Plusのみ)

なお、SIMフリー・白ロム・赤ロムの違いはこちらで解説しています。

格安SIMとセット購入する

大手キャリアから格安SIMへ乗り換えるのに合わせて新品のiPhoneを調達しようとする場合、一番楽なのが格安SIMを契約するときにiPhoneをセット購入することです。

この方法なら、

  • 格安SIMを新規契約するだけでiPhoneも一緒に購入できる
  • SIMフリー云々を知らなくても確実に格安SIMでiPhoneを使える
  • 分割払い選択できる

といったメリットも多いです。

ただ、iPhone SE(32GB・128GB)を取り扱っているUQモバイルとワイモバイル以外は古い機種の低容量モデルしか取り扱っておらずSIMロック解除もできない(しかも販売価格が異常に高いことところもある)という欠点があります。

従って、格安SIMでiPhoneをセット購入する際の実質的な選択肢はUQモバイルとワイモバイルの2択だと言えます。

公式サイト :
公式サイト :

両者の違いは以下の記事で比較していますので、是非参考にしてみて下さい。

参考 : iPhone SEはUQモバイルとワイモバイルのどっちが安い?オススメ?

新品を購入する

汎用性が高く一番オススメの方法は、Appleで購入することです。

この方法ならSIMフリー(全てのキャリア・格安SIMでも使える)のiPhoneを確実に入手でき、好きな格安SIMを契約してSIMカードを挿入すればすぐに使えるため特に難しいことを考える必要がないからです。

唯一の欠点はAppleでiPhoneを購入するときは定価で買わなければならないため高価であるということだけです。

AppleからiPhoneを購入するときに利用できるお店は

の3種類があります。

どこで買っても製品自体に差はないので、好きな場所で購入しましょう。

通勤・通学途中にお店があるならそこで良いですし、実店舗に行くのが面倒だったり近くにお店がないならオンラインストアが便利だと思います。

ちなみに、オンラインストアでは2017年3月31日までの期間限定で、1回30,000円(税込)以上を購入すると24回払いまでは金利無料で分割払いが可能です。

中古を購入する

iPhoneを安く入手したいときはヤフオクやメルカリなどで中古を購入すると安くて良いです。

さすがに最新機種はそこまで安くありませんが、少し古い機種(6s/6s Plus/SEなど)なら結構安く購入できて、非常に経済的です。

購入する相手を良い評価が多く悪い評価が少ない出品者に限定すれば詐欺的な被害に合うことはまずないので危険性もほとんどありません。

注意しなければならないのは、白ロム(キャリアのSIMロックがかかったもので、且つネットワーク利用制限が「○」のもの)ではなくSIMフリー(SIMカードを挿せば全てのキャリア・格安SIMで使えるもの)を購入した方が良いという点です。

ドコモのiPhoneならSIMロックがかかっていてもドコモ回線の格安SIMで使えるのでドコモの白ロムなら問題ないと思えるかもしれませんが、将来的に赤ロム(ネットワーク利用制限が「☓」の状態)になってしまう可能性が否定できないからです。

※赤ロムは元「白ロム」で、不正契約だと判明したり機種代の支払いが滞ったことによりキャリア側からモバイル通信不可の状態にされたものです。中古で購入したときは白ロムであっても、将来的にそのような事実が判明すると赤ロムになることがあります。

一旦赤ロムになってしまうとモバイル回線に接続不可になってWi-Fi通信しかできなくなってしまいますし、白ロムに戻す(ネットワーク利用制限を「○」に戻してモバイル通信を可能にする)こともできなるため、白ロムを購入することはハイリスクだと言えます。

SIMフリー・白ロム・赤ロムの特徴
種類 SIMロックの状態 メリット デメリット
SIMフリー SIMロックなし 全てのキャリア・格安SIMで
使える。
白ロムに比べると
少し高い。
白ロム キャリアのSIMロックが
かかっている。
ネットワーク利用制限は「○」。
SIMフリーよりも安価。
ドコモの白ロムなら
SIMロック解除不要で
ドコモ回線の格安SIMを使える。
将来的に赤ロムに
なる可能性がある。
赤ロム キャリアのSIMロックが
かかっている。
ネットワーク利用制限は「☓」。
(モバイル回線通信は不可)
白ロムよりも安価。
Wi-Fi通信のみでOKなら
十分使える。
SIMカードを挿しても
モバイル回線で
通信できない。
白ロムには戻せない。

白ロムの方がSIMフリーよりも安価で販売されているという魅力はあるのですが、ヤフオクやメルカリで中古を購入するときでも安全にiPhoneを使いたいならSIMフリーのものを選ぶようにしましょう。

それでも白ロムを購入したいなら、購入前に以下のサイトでネットワーク利用制限の状態を確認し、また、将来的に赤ロムになっても自己責任で対処しなければならないと覚悟しておくべきです。

ネットワーク利用制限携帯電話機照会

ドコモ
http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/search.php

au
https://au-cs0.kddi.com/FtHome

ソフトバンク
https://ct11.my.softbank.jp/WBF/icv

※ヤフオクやメルカリの商品ページに掲載されている「IMEI(製造番号)」を入力すれば確認できます。もし、商品ページにIMEI(製造番号)が掲載されていないなら、そのiPhoneは絶対に購入してはいけません。

大手キャリアから持ち込む

いま現在、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)を契約してiPhoneを使っているなら、大手キャリアから格安SIMへ乗り換えるときにiPhoneをそのまま持ち込むのもアリです。

機種代の残金がある場合はMNPするときに一括で支払わなければならないというデメリットはありますが、ある程度の期間を契約しているなら残金も少なくなっているはずなので支払うのもそれほどキツくはないはずです。

また、格安SIMは大手キャリアと比べて月額料金が圧倒的に安いので、多少の出費(機種代の残金だけでなく違約金も含む)を行ってでも格安SIMへ乗り換えた方が長期的には確実にお得になります。

大手キャリアから格安SIMにiPhoneを持ち込む場合、

  • ドコモ : SIMロック解除不要(ドコモ回線の格安SIMを使う場合のみ)
  • au・ソフトバンク : SIMロック解除必須(au回線の格安SIMSB回線の格安SIMを使う場合も含む)

となっています。

ただし、2015年5月以降に発売されたiPhoneしかSIMロック解除をできないことから、auとソフトバンクのiPhoneについては「6s/6s Plus/SE/7/7 Plus」以前の機種は実質的に格安SIMで使うことはできません。

iPhoneに最適の格安SIM・プランは?

どのプランがiPhoneに最適なのか、それはスマホの使い方によりますので一概に言うことはできません。

自身がいま現在どのようにスマホを使っているか、または今後使っていきたいかを考えた上で、目的に合うプランを選ぶのが一番良いです。

詳細は以下の記事にまとめていますので是非参考にしてみて下さい。

※特に記載のない限りは基本的にドコモ回線の格安SIMです。

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事前に準備しなければならないことや、実際の手順は以下の2つの記事で解説していますので参考にしてみて下さい。

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