格安スマホ・SIM大辞典

多数の格安SIMを価格・データ通信容量・通信速度・速度制限・音声通話・かけ放題オプションの有無・その他SIMごとの特徴などをもとに徹底比較・解説します。目的に合わせたおすすめプランの提案もあります。

格安SIMでAndroidを約10万円安く使う方法

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)では非常に高価なAndroid端末ばかりを扱っているためなかなか気が付かないかもしれませんが、大手キャリア・格安SIMを問わずに使えるSIMフリーのAndroid端末は非常に多くの製品が販売されており、低価格・低スペックの入門用から高価格・高スペックの最新機種まで多種多様なラインナップとなっています。

そのため、格安SIMに乗り換えるときにAndroidを使えば、

  • 3Dのゲームがサクサク動くような高性能なスマホが欲しい
  • とりあえず普通に使えるスマホを安価で欲しい
  • とにかく安い値段でスマホを持ちたい

などの希望にピッタリの機種が必ず見つかります。

特に、「普通に使える安価なスマホ」や「とにかく安いスマホ」はAndroidの得意分野ですので、驚くような安さでスマホを維持することができます。

結論から言うと、新規契約(MNPを含む)と同時にAndroidの端末を購入する場合、

  • 大手キャリア : 毎月7,000円台、2年で約18~19万円
  • 格安SIM : 毎月3,000~4,000円台、2年間で約8~9万円

くらいの費用ですので、格安SIMは大手キャリアよりも約10万円も安く使えます(選ぶ機種にもよります)。

従って、安くスマホを持ちたいと考えているなら格安SIMでAndroidを使うのがおすすめですので、ここではその方法を解説していきたいと思います。

大手キャリアと格安SIMの料金の違い

まず、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と格安SIMでAndroidのスマホを契約したときの料金の違いについて比較します。

大手キャリアと格安SIMで同じ機種を選ぶことができないので、それぞれ以下の端末を用いることにします。

  • 大手キャリア : Xperia XZ (2016年11月2日発売)
  • 格安SIM : Zenfone 3 (2016年10月7日発売)

XperiaはCMなどでもよく見かける有名な機種ですので説明不要だと思います。

Zenfoneはあまり聞き慣れないかもしれませんがSIMフリーのAndroidスマホの中ではかなり有名・メジャーな機種であり、端末をセット購入できる格安SIMではほぼ確実に用意されています。

どちらも昨冬に発売されたばかりの最新モデル(2017年2月現在)で、スペックも両者ともそれなりに良いので機種は違えど比較対象としては悪くないと思います。

大手キャリア : 2年で約18~19万円

大手キャリアにてAndroidのスマホを新規またはMNP転入で契約したときの支払い金額は以下の通りです(公式サイトの料金シミュレーションを利用)。

大手キャリアでAndroidを契約するときの料金
費用項目 内容・月額料金
ドコモ au ソフトバンク
通話料金 カケホーダイ
ライトプラン
1,700円/月 スーパーカケホ 1,700円/月 通話定額ライト 1,700円/月
データ容量 データM
パック
(5GB)
5,000円/月 データ定額5
(5GB)
5,000円/月 データ定額
(5GB)
5,000円/月
インター
ネット
接続サービス
SPポード 300円/月 LTE NET 300円/月 ウェブ使用料 300円/月
機種代金
(24回払い)
Xperia XZ
SO-01J
3,150円/月 Xperia XZ
SOV34
2,000円/月 Xperia XZ 3,660円/月
機種代金
割引
端末購入
サポート
-2,550円/月 毎月割 1,075円/月 月月割 -3,210円/月
ひと月の
支払金額
- 7,600円/月 - 7,925円/月 - 7,450円/月
2年の
支払金額
- 182,400円 - 190,200円 - 178,800円

標準的なプランになるように各項目を選択したところ、いずれのキャリアでも約7,000円/月となり、2年分の支払金額は約18~19万円になることが分かりました。

大手キャリアとしては普通に料金設定だと思いますが、高いか安いかと言われたら間違いなく高いと言えます。

というか、大手キャリアでiPhoneを契約するときの金額と大差ありません(iPhoneの料金計算はこちら)。

iPhoneと金額がほとんど変わらないなら見た目がカッコ良いiPhoneを選びたくなるのは必然だと思いますので、日本でiPhoneが人気な理由が分かった気がします。

格安SIM : 2年で約8~9万円

続いて格安SIMでも同様の料金計算を行いました。

大手キャリアと同じく5GB/月のプランを選べて端末の分割払いが可能で、かつ使いやすく運営会社の信頼性も高い楽天モバイルmineo(マイネオ)DMMモバイルの3つを格安SIMの代表としています。

格安SIMでAndroidを契約するときの料金
費用項目 内容・月額料金
楽天モバイル mineo DMMモバイル
基本料金 5GBプラン
(5GB)
2,150円/月 Dプラン
(5GB)
2,280円/月 シングルコース
(5GB)
1,910円/月
機種代金
(24回払い)
ASUS
Zenfone 3
1,233円/月 ASUS
Zenfone 3
1,650円/月 ASUS
Zenfone 3
2,115円/月
ひと月の
支払金額
- 3,383円/月 - 3,930円/月 - 4,025円/月
2年の
支払金額
- 81,192円 - 94,320円 - 96,600円

月々の支払い金額は約3,000~4,000円、2年間の支払い総額は約8~9万円ですので、大手キャリアと比較すると2年間で約10万円も安くスマホを持つことができます。

2年間でこれだけ金額が違えば単純に通信費の節約になりますし、その差額を使って2年後にAndroidの最新機種を購入することも可能です。

格安SIMはもっと安くできる

上では大手キャリアと格安SIMを比較しやすいようにどちらも最新機種を取り上げましたが、最初に述べた通り格安SIMで使えるAndroidスマホはピンきりですので、安価な機種を選べば毎月の支払金額を更に安くすることも可能です。

例えば、Zenfoneの低価格帯の機種であるZenfone Goを用いて格安SIMの料金計算を行うと以下のようになります。

格安SIMで安価なAndroidを契約するときの料金
費用項目 内容・月額料金
楽天モバイル mineo DMMモバイル
基本料金 5GBプラン
(5GB)
2,150円/月 Dプラン
(5GB)
2,280円/月 シングルコース
(5GB)
1,910円/月
機種代金
(24回払い)
ASUS
Zenfone Go
825円/月 ASUS
Zenfone Go
825円/月 ASUS
Zenfone Go
1,053円/月
ひと月の
支払金額
- 2,975円/月 - 3,105円/月 - 2,963円/月
2年の
支払金額
- 71,400円 - 74,520円 - 71,112円

機種代が安くなったおかげで毎月の支払額は約3,000円/月に、2年間の支払総額は約7万円まで下がりました。

大手キャリアと比べると約10~11万円も安いです。

もちろん、Zenfone Goは廉価版の機種なので負荷の高い処理(3Dゲームを長時間遊ぶなど)には向いていませんが、LINE・SNS・メール・ウェブサイトの閲覧・動画の閲覧といった一般的な用途に使う分には全く問題ありませんので、普通の人ならこれで十分だと思います。

Androidの調達方法

格安SIMでAndroidを安く使えることが分かったところで、格安SIMで使うAndroidを調達する方法について考えてみたいと思います。

ここで挙げる4つの方法とメリット・デメリットは表にまとめた通りですが、以下でもう少し詳しく解説します。

Androidの調達方法ごとのメリット・デメリット
調達方法 メリット デメリット
新品をセット購入する 当該格安SIMで必ず使えるので
動作確認不要。
格安SIMによっては大幅割引あり。
格安SIMで販売されている機種しか
選べない。
格安SIMによっては定価販売なので
割高。
新品を自分で購入する 好きな機種を購入できる。
価格.comなどで探せば最安値で
購入できる。
契約する格安SIMで使えるかどうかを
自己責任で動作確認する必要がある。
大手キャリアから
持ち込む
新しく買う必要がないので経済的。
ドコモならSIMロック解除不要で使える。
OSが古くセキュリティ面の
危険性が高い。
MNP時に機種代の残金があると
一括支払いが必要。
auとSBはSIMロック解除必須。
(解除できるのは
2015年5月以降発売の機種のみ)
ヤフオクやメルカリで
中古を購入する
安価で購入できる。 OSが古くセキュリティ面の
危険性が高い。
+αのお金を出せば新品の安い機種を
購入できるので、中古を選ぶ必要性が
薄い。
白ロムを購入すると
将来的に赤ロムになる可能性がある。
(一旦赤ロムになると
Wi-Fi通信以外不可)

オススメ順は、

「新品をセット購入 ≧ 新品を自分で購入 > 大手キャリアから持ち込む > 中古で購入」

です。

新品をセット購入する

一番オススメの方法は、格安SIMを契約するときに一緒にセット購入することです。

この方法なら、契約した格安SIMで確実に使えるAndroidのSIMフリースマホが手に入るので、手元に届いたらスマホにSIMカードを挿入すればすぐに使えて非常に楽です。

最新機種を選べばOSも最新なので、これから数年使う場合でもセキュリティ面で安心できます。

ただ、セット販売されている機種しか選べない、同じ機種でも格安SIMごとに販売価格が大きく異なる(割引の有無による)といったデメリットがあるため、自分の好きな機種を最安値で買いたいという人には向いていません。

とはいえ、取り扱い機種が多く常に何かしらの割引やキャンペーンが行われている楽天モバイルならセット購入でも機種選択の自由度が高く、定価で購入してしまうこともまずありません。

支払い方法に楽天カードを使えば24回場合でも分割手数料なし、楽天スーパーポイントで支払えるなどメリットが大きいです。

公式サイト :

新品を自分で購入する

格安SIMの契約とは別に、自分でSIMフリーのAndroidスマホを購入する方法です。

契約する格安SIMで使えるものなら好きな機種を自由に選べますし、価格.com・Amazon・楽天などを駆使すれば最安値でお得に機種を調達できる点が最大の魅力です。

一方で、契約する格安SIMで使える機種なのかどうかを自己責任で確認しなければならないため、万が一対応していない機種を購入してしまうと大損してしまうリスクがあります(ヤフオクなどで速攻売り払えばいくらかは取り返せますが、赤字になるのは確実です)。

とはいえ、各格安SIMの公式サイトには「動作確認済み端末の一覧」が掲載されているページが必ずありますので、購入前にそのページをしっかりとチェックしておけば使えない機種を購入してしまうことはおそらくないと思います。

また、SIMフリーのAndroidスマホはSIMカードのサイズさえ間違えなければドコモ回線の格安SIM(au回線SB回線以外の全ての格安SIM)ならほぼ確実に使えることから、そこまで神経質になって動作確認をしなければならないというわけでもありません。

大手キャリアから持ち込む

格安SIMへ乗り換える際の初期費用を少しでも安くしたいなら、大手キャリアで使っているAndroidスマホをそのまま格安SIMで使い続けるという方法があります。

現在ドコモを契約中で、かつ乗り換え先の格安SIMがドコモ回線(au回線SB回線以外の全ての格安SIM)なら、SIMロック解除不要でSIMカードを挿すだけで使えるのでとても楽です。

au・ソフトバンクを契約中の場合はドコモよりも縛りがキツイですが、SIMロック解除した上でそれぞれau回線ソフトバンク回線の格安SIMを選べばSIMカードを挿せば使えます。

各キャリアから持ち込んだスマホと回線タイプとの関係はこちらで解説しています。

しかし、古いバージョンのOSをそのまま使い続けるとセキュリティ面でのリスクが増してしまうので、お金に余裕があるなら格安SIMへ乗り換えるタイミングで新しいスマホを購入することをオススメします。

特に、auとソフトバンクのスマホはそれぞれau回線・ソフトバンク回線の格安SIMしか使えず選択肢がかなり狭まってしまうので、新品を購入した方が良いと思います。

1~2万円出せば新品のそこそこ使える機種が手に入ります。

中古で購入する

ヤフオクやメルカリで中古のAndroidスマホを購入するという方法もあります。

新品で購入するときと比べて安く手に入るというメリットがありますが、基本的に中古で購入するのはオススメしません。

理由はいくつかありますが、

  • 中古はOSのバージョンが古く、長期間使うにはセキュリティ面でリスクがある(アップデート対象外など)
  • キャリア端末の中古(白ロム)を買うと将来的にモバイル通信不可の赤ロムになる危険性がある
  • 1~2万円あれば新品の機種(廉価版)を購入できるので、あえて中古を選ぶメリットが薄い

といったところです。

SIMフリー・白ロム・赤ロムの違いの詳細はこちらで解説しています。

・白ロム

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で販売されている(いた)端末でSIMロック解除がされておらず、且つネットワーク利用制限が「○」のもの。
ドコモの白ロムならドコモ回線の格安SIMのSIMカードを挿せばそのまま使えます。

・赤ロム

不正契約や機種代金の支払いの滞りなどが発覚し、ネットワーク利用制限が「☓」になった「元白ロム」。
SIMカードを挿してもモバイル通信不可なので、普通のスマホとしては全く使えない(Wi-Fi通信ならできるので家で使うだけなら問題ない)。
購入時点では白ロムだったとしても、将来的に前述の事実が発覚して赤ロムになる可能性がゼロではない。
また、一度赤ロムになると白ロムに戻ることはない。

・ネットワーク利用制限携帯電話機照会

ドコモ
http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/search.php

au
https://au-cs0.kddi.com/FtHome

ソフトバンク
https://ct11.my.softbank.jp/WBF/icv

大手キャリアで使っている端末を持ち込むのもある意味中古なのですが、その場合は初期費用がかかりませんし、自分が正規の手順で契約して入手した端末なら赤ロムになる心配はないので安心して使えるという点でここで言う中古購入とは意味合いが異なります(セキュリティ面の問題は残りますが・・・)。

Androidに最適の格安SIM・プランは?

どのプランがAndroidに最適なのか、それはスマホの使い方によりますので一概に言うことはできません。

自身がいま現在どのようにスマホを使っているか、または今後使っていきたいかを考えた上で、目的に合うプランを選ぶのが一番良いです。

詳細は以下の記事にまとめていますので是非参考にしてみて下さい。

※特に記載のない限りは基本的にドコモ回線の格安SIMです。

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2017/03/06