格安スマホ・SIM大辞典

多数の格安SIMを価格・データ通信容量・通信速度・速度制限・音声通話・かけ放題オプションの有無・その他SIMごとの特徴などをもとに徹底比較・解説します。目的に合わせたおすすめプランの提案もあります。

mineo(マイネオ)へMNPで乗り換える方法・手順

mineo(マイネオ)はドコモ回線とau回線を選べる格安SIMなので、ドコモユーザーとauユーザーならかなり簡単にMNPで乗り換えることができます。

特に、現在ドコモユーザーならいま使っているスマホをSIMロック解除なしでそのままmineo(マイネオ)で使えるという大きな利点があります。

auユーザーも一部の機種ならSIMロック解除不要なのでドコモユーザーほどではありませんがmineo(マイネオ)へ乗り換えしやすいです。

ソフトバンクからの乗り換えの際はiPhone以外を使っているなら新しいスマホを購入しなければなりませんが、後述の通りmineo(マイネオ)は格安SIMの中でもかなり独特かつ便利な機能が豊富なので、誰にでもおすすめできる優良な格安SIMとなっています。

以降では大手キャリアからmineo(マイネオ)へ乗り換える具体的な手順について解説していきます。

mineo(マイネオ)の特徴

まず簡単にmineo(マイネオ)の特徴をご紹介します。

mineo(マイネオ)には、

  • Dプラン(ドコモ回線)とAプラン(au回線)を選べる
  • ドコモ・auからの乗り換えならいま使っているスマホを利用できるので経済的
  • 高速通信中は速度制限(3日間制限)がない(ただし、Dプランのみ)
  • 高速通信と低速通信を任意のタイミングで切り替えられる
  • 余ったデータ容量を翌月まで繰り越しできる
  • ターボ機能(初速バースト転送機能)があるので低速通信時でも快適
  • 家族で使いやすく、家族割50円/1回線がある
  • mineoユーザー同士(家族など)でデータ容量を送り合えるパケットギフト機能がある
  • mineoユーザー同士で繰越データ容量を共用できるパケットシェア機能がある
  • mineoユーザー全員でデータ容量をギブアンドテイクできるフリータンク機能がある(貰うときは月最大1GBまで)
  • コミュニティサイト「マイネ王」で使い方などを質問・相談できる
  • 関西電力子会社の株式会社ケイ・オプティコムが運営しているので信頼性が抜群

といった特徴や機能があり、数多の格安SIMの中ではかなり優秀です。

基本的な通信仕様(速度制限なし・高速/低速の切り替え・繰り越し・初速バースト転送)が揃っている格安SIMはそう多くないですし、mineo独自のパケットギフト・パケットシェア・フリータンク・マイネ王といった機能があるので、多くの人におすすめできる格安SIMのひとつだと言えます。

デメリット

一方で、

  • 通話料が高い(20円/30秒)
    (2017/3/1以降は5分かけ放題オプション加入で5分以降は10円/30秒となるが、
    未加入だと20円/30秒のまま)
  • 無料通話オプションが高い(30分:840円/月、60分:1,680円/月)
  • 他社と比べると月額料金がやや高い

といった欠点があります。

とはいえ、通話料の高さは誰でも通話料を半額(10円/30秒)にできる楽天でんわまたはG-Callを導入すればすぐに解決できます(これらがあれば無料通話オプションも不要)。

また、月額料金に関してはフリータンクという有用な機能があることを考慮すれば平均的なレベルだと判断できます。

フリータンク

mineoユーザーが余ってしまったデータ容量を寄付する「データ容量の貯蔵庫」のこと。

寄付したデータ容量はどんどん貯まっていきますが、寄付するだけではなくデータ容量が必要になったときには毎月最大1GBまでは無料で引き出すことも可能です。

フリータンクに入れたデータ容量は全てのmineoユーザーでシェアすることになりますので、一方的に引き出し続けるのではなく自身のデータ容量が余ったときには積極的に寄付して相互扶助の精神で利用することが大切です。

※一方的に引き出すユーザーが増えると、シェアシステムが機能しなくなるのでそのうちフリータンクが廃止されてしまう危険性があります。

従って、欠点の対処方法さえ把握していれば特に問題になることはありません。

なお、mineo(マイネオ)の詳しいレビュー・評価についてはmineo(マイネオ)のレビュー記事を参照して下さい。

mineo(マイネオ)で使えるスマホについて

具体的なMNPの手順の前に、mineo(マイネオ)で使えるスマホを把握しておきましょう。

スマホの調達方法や種類と、Dプラン(ドコモ回線)とAプラン(au回線)を選べるmineo(マイネオ)で使えるかどうかの対応は以下の通りです。

SIMフリー・白ロム・赤ロムについての詳しい解説はこちらを参照して下さい。

各スマホと回線タイプの対応
mineo使うスマホ mineoの各プランで使えるかどうか
調達方法 機種 種類 Dプラン(ドコモ回線) Aプラン(au回線)
ドコモから
持ち込む
iPhone 白ロム SIMロック解除不要で
使える
SIMロック解除すれば使えるが、
Dタイプなら解除不要なので
タイプAを選ぶ意味があまりない
Android ドコモのAndroidは
Aプランでは
原則使用不可
auから
持ち込む
iPhone 白ロム SIMロック解除すれば使えるが、
Aタイプなら解除不要なので
タイプDを選ぶ意味があまりない
SIMロック解除不要で
使える

(VoLTEのSIMを使うときは
要解除)
Android auのAndroidは
Dプランでは
原則使用不可
・VoLTE対応
SIMロック解除すれば使える
・VoLTE非対応
SIMロック解除不要で使える
ソフトバンクから
持ち込む
iPhone 白ロム SIMロック解除すれば使える
Android ソフトバンクのAndroidはmineoでは原則使用不可
新品を購入 iPhone SIMフリー そのまま使える
Android
中古を購入 iPhone SIMフリー そのまま使える
白ロム 他人から購入した白ロムは将来的に
赤ロム(モバイル通信不可)になる可能性があるので
おすすめしない。
Android SIMフリー 古いAndroidは最新OSへアップデートできないことが多く
セキュリティ的な不安があること、
また、SIMフリーのAndroidは安価(1~2万円)で
買えることから新品がおすすめ。
白ロム 他人から購入した白ロムは将来的に
赤ロム(モバイル通信不可)になる可能性があるので
おすすめしない。

SIMフリー

大手キャリア・格安SIMを問わず、全ての通信事業者で使えるスマホのこと。

白ロム

大手キャリアで販売されている(いた)スマホのこと。
当該キャリアのSIMロックがかかっており、他の通信事業者のSIMカードを挿しても使えないが、「ドコモの白ロム × ドコモ回線の格安SIM」という組み合わせならSIMロック解除不要で使える。
SIMロックを解除すれば全ての通信事業者で使える。

赤ロム

大手キャリアで販売されている(いた)スマホのことで、元白ロム。
不正な手段(盗難・詐欺など)で取得されたことが判明したり機種代金の支払いが滞ったりすると、当該通信事業者のSIMカードを挿しても通信できない「赤ロム」という状態になる。
一旦、赤ロムになると白ロムに戻ることはない。

SIMフリー・白ロム・赤ロムのより詳しい解説はこちらを参照して下さい。

大手キャリアから持ち込むとき

上記の通り、ドコモからスマホを持ち込むときはDプラン(ドコモ回線)を選べばiPhone・AndroidともにSIMロック解除をしなくてもSIMカードを挿せばそのまま使えるという特徴があります。

これがドコモからmineo(マイネオ)へMNPで乗り換えしやすい理由です。

auからスマホを持ち込むときも、Aプラン(au回線)を選べばiPhone・AndroidともにSIMロック解除不要で使えます。

ただし、VoLTE対応の機種のときは、SIMロック解除をしなければAプラン(au回線)であっても使えませんので注意が必要です。

ソフトバンクはiPhoneに限りSIMロック解除を行えばプランD(ドコモ回線)とAプラン(au回線)のどちらでも使えます。

なお、上記に関して、auとソフトバンクでSIMロック解除が可能な機種は2015年5月以降に発売された機種に限定されていますので、iPhoneのうち6s・6s Plus・SE・7・7 Plus以前の機種はSIMロック解除ができません(= SIMロック解除が必要な場合は当該機種以外は使えない)。

SIMロック解除手続き

ドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/support/procedure/simcard/unlock_dcm/

au
https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/

ソフトバンク
http://www.softbank.jp/mobile/support/usim/unlock_procedure/

※各ウェブサイトからの手続きは手数料無料ですが、キャリアショップだと3,000円かかります。

その他のキャリア・プラン(回線)の組み合わせは原則使用不可またはやる意味が薄いです。

新品・中古を購入するとき

大手キャリアからの持ち込みではなく新品・中古を購入するときは、

  • SIMフリー : 新品はiPhone・Androidともにおすすめ。中古はiPhoneのみおすすめ。
  • 白ロム : iPhone・Androidともに避けた方が無難。

という感じです(理由は先述の表に記載の通り)。

もし、Androidの新品を購入するつもりならmineo(マイネオ)を契約するときにセット購入してしまうと非常に楽だと思います。

機種の品揃えはあまり多くありませんが使いやすいものが厳選されていますし、割引キャンペーンが行われているタイミングで購入すればお得に手に入ります。

また、セット購入した端末はmineo(マイネオ)では必ず使えますので、動作確認などをする必要が一切ないというメリットも大きいです。

MNP転入の手順

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)からmineo(マイネオ)へMNPで乗り換える際の所要日数・期間は以下の通りです。

MNP完了までの所要日数・期間
手順 作業内容 必要な日数・時間
1. MNP予約番号を取得する 約5~15分
2. 公式サイトから申し込みをする 約1週間(申し込み完了~SIMカード到着まで)
3. 開通手続きを行う 約30分~1時間(開通手続き完了~開通まで)
4. SIMカードを挿入する 約5~15分
5. APN設定(ネットワーク設定)を行う 約5~15分

大半はSIMカードが到着するまでの待ち時間が占めていますので、都市部に住んでいる人ほど短期間で、僻地(特に離島)住まいだと時間がかかります。

しかし、その間ずっと通話ができない空白期間になってしまうということはなく、SIMカードを受け取ってからMNP手続きを行うことができますので、通話できない期間は最長でも約36時間で済みます(詳細は後述)。

MNP予約番号を取得する

大手キャリアからmineo(マイネオ)へMNPで乗り換える際には、まずMNP予約番号を取得する必要があります。

MNP予約番号は、電話番号を変えずに携帯電話のキャリアを変えるためには絶対に必要となる番号で、格安SIMへの申し込みの際には入力する必要がありますので、必ず事前に取得しておかなければなりません。

取得手続きは非常に簡単で、以下の受付センターに電話をかけるだけでOKです。

MNP予約番号発行窓口の一覧
契約中のキャリア 電話番号 受付時間
ドコモ 0120-800-000 9時~20時
151(局番なし・携帯からのみ)
au/沖縄セルラー 0077-75470
ソフトバンク 0800-100-5533
ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンク
ワイモバイル 0120-921-156
0570-039-151

このとき、口頭で伝えてくれる10桁のMNP予約番号を間違えないようにしっかりとメモを取ります。

事前にメモとペンを手元に用意しておき、復唱しながらメモをすると確実です。

なお、MNP予約番号には15日間の有効期限があり、10日以上の日数が残っていなければmineo(マイネオ)へMNP転入することはできません(申し込み自体は可能ですが、最後まで手続きを完了できません)。

公式サイトから申し込みをする

MNP予約番号を取得したら、早速mineo(マイネオ)への申し込み手続きを行います。

以下のバナーから公式サイトを訪問できます。

手続き自体は15分もあれば終わると思いますが、申し込みが完了してから手元にSIMカード(セット購入するなら端末も)が届くまでには最短でも2日程度の日数がかかりますし、土日祝日や長期休暇(ゴールデンウィークや年末年始など)を挟む場合、離島の場合はもっと時間がかかります。

SIMカードが届くまでは特にすることはないのでひたすら待ちましょう。

開通手続きを行う

SIMカードが到着したら、mineoのマイページにログインして開通手続きを行います。

MNP転入切替/回線切替/プラン変更(番号引き継ぎ)切替

http://support.mineo.jp/setup/guide/kirikae.html

受付時間 : 9~21時

このとき、SIMカード台紙に記載されている「ICCID/製造番号」の下4桁が必要なので事前に準備しておきましょう。

申し込みから開通までの時間はプランによって異なります。

  • Dプラン(ドコモ回線) : 約1時間(ただし、19時以降の申し込みは翌日午前中)
  • Aプラン(au回線) : 約30分

Aプランはすぐに切り替えが完了しますが、Dプランは19時以降に申し込みをすると最長で翌日のお昼くらいまで電話が不通になってしまいますので、開通手続きを行う時間帯を事前によく考えておくべきです。

切り替えが完了するタイミングについては、スマホに現在契約中の大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のSIMカードを挿入しておくと「圏外になる = MNP切り替え完了」と判断できます。

SIMカードを挿入する

MNPが完了したらmineo(マイネオ)のSIMカードをスマホに挿入します。

iPhoneは本体の右側にある穴にSIM取り出しツール(iPhone購入時に付属しています)を挿入し、SIMトレイを引き出してSIMカードを挿入します。

SIM取り出しツールがないときは画鋲や安全ピンなど細くて硬いものがあれば代用できます(ただし、推奨される取り出し方ではないので自己責任でやって下さい)。

Androidは機種によりますが大抵は背面のカバーを開けるとSIMカードを挿入できるようになっているはずです。

※iPhone・Androidともに詳しくは機種の説明書や公式サイトのヘルプを参照。

iPhoneの場合
赤枠は「SIMトレイ」と「SIM取り出しツール」

Androidの場合
機種によりSIMカードの挿入位置は異なります

SIMトレイや背面カバーが開けにくかったり、SIMカードが上手く挿入できなかったりすることもあるかもしれせんが、あまり力任せにやると破損の恐れがあるので注意しながら作業しましょう。

また、作業をするときに身体や衣服が静電気を帯びている状態でSIMカードに触れると電気的に破壊されてしまう可能性もあります。

特に冬場は静電気を帯びやすい傾向にあると思いますので、作業の前にはセーターなどを脱ぐ・金属や水に触れる(手を洗ったらちゃんと拭きましょう)などして静電気を逃がすなどの対策をとっておかないと非常に危険です。

APN設定を行う

最後にAPN設定(ネットワークの設定)を行います。

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)ではキャリアショップの店員さんがやってくれるので自分でやる機会はまずないのですが、格安SIMは自分で設定をしなければなりません。

とはいっても、手順は全て公開されているため、その通りに作業するだけでOKです。

mineo(マイネオ)のAPN設定の手順

・iPhone(iOS)
https://support.mineo.jp/setup/guide/ios_network.html

・Android
https://support.mineo.jp/setup/guide/android_network.html

なお、Androidの設定情報は以下の通りです。

  • APN名 : mineo.jp
  • ユーザ名 : mineo@k-opti.com
  • パスワード : mineo
  • 認証タイプ : CHAP

2017/03/06