格安スマホ・SIM大辞典

多数の格安SIMを価格・データ通信容量・通信速度・速度制限・音声通話・かけ放題オプションの有無・その他SIMごとの特徴などをもとに徹底比較・解説します。目的に合わせたおすすめプランの提案もあります。

OCNモバイルONEへMNPで乗り換える方法・手順

「格安SIMへ乗り換えたいけれど、格安SIMには『安かろう、悪かろう』というイメージがあって不安。」という人は、OCNモバイルONEへのMNP転入を検討してみては如何でしょうか。

OCNモバイルONEを運営しているのは超大企業のNTTコミュニケーションズ株式会社なので大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)並の信頼感がありますし、何よりも格安SIMにおけるシェアNo.1(2016年3月末時点)という圧倒的な安心感が魅力的です。

また、OCNモバイルONEはドコモ回線の格安SIMなのでドコモユーザーならいま使っているスマホをそのままOCNモバイルONEで使えますし、auとソフトバンクでiPhoneを使っているならそのiPhoneをOCNモバイルONEでも継続して使用することができます。

つまり、OCNモバイルONEは大手キャリアからMNP転入で乗り換えやすい格安SIMのひとつと言えるのです。

以降では大手キャリアからOCNモバイルONEへ乗り換える具体的な手順について解説していきます。

OCNモバイルONEの特徴

まず簡単にOCNモバイルONEの特徴をご紹介します。

OCNモバイルONEには、

  • ドコモ回線の格安SIMなのでドコモで使っているスマホをそのまま使えて経済的
  • 専用アプリ「OCNでんわ」を使えばいつでも通話料半額(10円/30秒)
  • 10分かけ放題オプションが安い(850円/月)
  • 高速通信と低速通信を好きなときに切り替えることができる
  • 余ったデータ容量を翌月まで繰り越しできる
  • 速度制限(3日間制限)がかからない
  • 初速バースト転送機能があるので低速状態でも快適
  • 口座振替で契約することができる
  • NTTコミュニケーションズ株式会社が運営しているので信頼性が抜群

といった特徴や機能があり、数多の格安SIMの中ではかなり優秀です。

特に、口座振替で契約できる点はクレジットカードを持てない人にとって大きなメリットだと言えます。

また、他社のかけ放題オプションと言えば「5分かけ放題」が主流なのですが、OCNモバイルでは他社の5分かけ放題と同程度の料金で「10分かけ放題」に加入できるので、1回の通話が長くなりがちな人でも安心です。

デメリット

OCNモバイルには欠点らしい欠点はありません。

さすがに大手企業が運営しているだけあって格安SIMにあると便利な機能などが一通り揃っているからです。

しかし、機能面での不満は特にないものの、月額料金は他社の格安SIMと比べて同程度~若干高いという感じなので、強いて言えばそこが欠点と言えるかもしれません。

とはいえ高くてもせいぜい月に数百円程度なので大手キャリアの料金と比べると圧倒的に安いのは間違いありませんし、むしろこれだけ便利な格安SIMが他社よりも僅かに高い料金に収まっていることを考えるとコストパフォーマンスは極めて優れていると言えます。

なお、OCNモバイルONEの詳細なレビュー・評価についてはOCNモバイルONEのレビュー記事を参照して下さい。

OCNモバイルONEで使えるスマホについて

具体的なMNPの手順の前に、OCNモバイルONEで使えるスマホを把握しておきましょう。

スマホの調達方法や種類と、ドコモ回線の格安SIMであるOCNモバイルONEで使えるかどうかの対応は以下の通りです。

SIMフリー・白ロム・赤ロムについての詳しい解説はこちらを参照して下さい。

各スマホと回線タイプの対応
OCNモバイルONEで使うスマホ OCNモバイルONE(ドコモ回線)で
使えるかどうか
調達方法 機種 種類
ドコモから
持ち込む
iPhone 白ロム SIMロック解除不要で使える
Android
auから
持ち込む
iPhone 白ロム SIMロック解除すれば使える
Android auのスマホはOCNモバイルONEでは動作未検証なので
基本的に使えないと考えた方が良い。
ソフトバンクから
持ち込む
iPhone 白ロム SIMロック解除すれば使える
Android SBのスマホはOCNモバイルONEでは動作未検証なので、
基本的に使えないと考えた方が良い。
新品を購入 iPhone SIMフリー そのまま使える
Android
中古を購入 iPhone SIMフリー そのまま使える
白ロム 他人から購入した白ロムは将来的に
赤ロム(モバイル通信不可)になる可能性があるので
おすすめしない。
Android SIMフリー 古いAndroidは最新OSへアップデートできないことが多く
セキュリティ的な不安があること、
また、SIMフリーのAndroidは安価(1~2万円)で
買えることから新品がおすすめ。
白ロム 他人から購入した白ロムは将来的に
赤ロム(モバイル通信不可)になる可能性があるので
おすすめしない。

SIMフリー

大手キャリア・格安SIMを問わず、全ての通信事業者で使えるスマホのこと。

白ロム

大手キャリアで販売されている(いた)スマホのこと。
当該キャリアのSIMロックがかかっており、他の通信事業者のSIMカードを挿しても使えないが、「ドコモの白ロム × ドコモ回線の格安SIM」という組み合わせならSIMロック解除不要で使える。
SIMロックを解除すれば全ての通信事業者で使える。

赤ロム

大手キャリアで販売されている(いた)スマホのことで、元白ロム。
不正な手段(盗難・詐欺など)で取得されたことが判明したり機種代金の支払いが滞ったりすると、当該通信事業者のSIMカードを挿しても通信できない「赤ロム」という状態になる。
一旦、赤ロムになると白ロムに戻ることはない。

SIMフリー・白ロム・赤ロムのより詳しい解説はこちらを参照して下さい。

大手キャリアから持ち込むとき

上記の通り、ドコモからスマホを持ち込むときはiPhone・AndroidともにSIMロック解除をしなくてもSIMカードを挿せばそのまま使えるという特徴があります。

これがドコモからOCNモバイルONEへMNPで乗り換えしやすい理由です。

auとソフトバンクからスマホを持ち込むときは、SIMロック解除さえ行えばOCNモバイルONEでも継続してiPhoneを使うことができます。

ただし、auとソフトバンクでSIMロック解除が可能な機種は2015年5月以降に発売された機種に限定されていますので、iPhoneのうち6s・6s Plus・SE・7・7 Plus以前の機種はSIMロック解除ができず、OCNモバイルONEで使うことはできません。

SIMロック解除手続き

ドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/support/procedure/simcard/unlock_dcm/

au
https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/

ソフトバンク
http://www.softbank.jp/mobile/support/usim/unlock_procedure/

※各ウェブサイトからの手続きは手数料無料ですが、キャリアショップだと3,000円かかります。

また、auとソフトバンクのAndroidはSIMロックを解除してもOCNモバイルONE(ドコモ回線)の周波数に未対応だったり動作未検証だったりするため、基本的には使えないものと考えた方が良いです。

新品・中古を購入するとき

大手キャリアからの持ち込みではなく新品・中古を購入するときは、

  • SIMフリー : 新品はiPhone・Androidともにおすすめ。中古はiPhoneのみおすすめ。
  • 白ロム : iPhone・Androidともに避けた方が無難。

という感じです(理由は先述の表に記載の通り)。

OCNモバイルONEではキャンペーンにより端末の割引やキャッシュバックが行われていることがありますので、Androidを買うならSIMカードと端末のセット購入を利用すると良いです。

OCNモバイルONEの最新キャンペーン情報はこちら

セット購入だとOCNモバイルONEで必ず使えることから、動作確認などを自分でする必要がないというメリットもあります。

MNP転入の手順

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)からOCNモバイルONEへMNPで乗り換える際の所要日数・期間は以下の通りです。

MNP完了までの所要日数・期間
手順 作業内容 必要な日数・時間
1. MNP予約番号を取得する 約5~15分
2. 公式サイトから申し込みをする 2~3日(申し込み完了~SIMカード到着まで)
3. 開通手続きを行う 最短で約2時間(開通手続き完了~開通まで)
4. SIMカードを挿入する 約5~15分
5. APN設定(ネットワーク設定)を行う 約5~15分

大半はSIMカードが到着するまでの待ち時間が占めていますので、都市部に住んでいる人ほど短期間で、僻地(特に離島)住まいだと時間がかかります。

しかし、その間ずっと通話ができない空白期間になってしまうということはなく、SIMカードを受け取ってからMNP手続きを行うことができますので、通話できない期間は最長でも約36時間で済みます(詳細は後述)。

MNP予約番号を取得する

大手キャリアからOCNモバイルONEへMNPで乗り換える際には、まずMNP予約番号を取得する必要があります。

MNP予約番号は、電話番号を変えずに携帯電話のキャリアを変えるためには絶対に必要となる番号で、格安SIMへの申し込みの際には入力する必要がありますので、必ず事前に取得しておかなければなりません。

取得手続きは非常に簡単で、以下の受付センターに電話をかけるだけでOKです。

MNP予約番号発行窓口の一覧
契約中のキャリア 電話番号 受付時間
ドコモ 0120-800-000 9時~20時
151(局番なし・携帯からのみ)
au/沖縄セルラー 0077-75470
ソフトバンク 0800-100-5533
ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンク
ワイモバイル 0120-921-156
0570-039-151

このとき、口頭で伝えてくれる10桁のMNP予約番号を間違えないようにしっかりとメモを取ります。

事前にメモとペンを手元に用意しておき、復唱しながらメモをすると確実です。

なお、MNP予約番号には15日間の有効期限があり、12日以上の日数が残っていなければOCNモバイルONEへMNP転入することはできません。

これは他の格安SIMよりも長めの日数でありあまり余裕がありませんのでMNP予約番号を取得したらすぐにOCNモバイルONEへ申し込みを行いましょう。

一応、残日数が不足していても申し込み自体は可能ですが途中で有効期限が切れることになるとMNPを完了できないので二度手間です。

公式サイトから申し込みをする

MNP予約番号を取得したら、早速OCNモバイルONEへの申し込み手続きを行います。

以下のバナーから公式サイトを訪問できます。

手続き自体は15分もあれば終わると思いますが、申し込みが完了してから手元にSIMカード(セット購入するなら端末も)が届くまでには最短でも2~3日程度の日数がかかりますし、土日祝日や長期休暇(ゴールデンウィークや年末年始など)を挟む場合、離島の場合はもっと時間がかかります。

SIMカードが届くまでは特にすることはないのでひたすら待ちましょう。

開通手続きを行う

SIMカードが到着したら、「MNP転入 開通手続き受付」専用ページ(ウェブサイト)から開通手続きを行います。

専用ページのURLや具体的な手続方法はSIMカードに同梱されている書類に記載されていますのでそちらを参考にして下さい。

手続き完了から開通までの時間は、手続きを行った時間帯により以下のように異なります。

切り替え時間の目安

10~18時までに開通手続き完了 : 当日中に開通(約2時間)

18~00時までに開通手続き完了 : 翌日午前中を目途に開通

00~10時までに開通手続き完了 : 当日午前中を目途に開通

10~18時以外の時間帯に手続きを行うと切り替え完了までにかかる時間が長くなりますので、手続きを行うタイミングは自身の都合に合わせて調整しましょう。

切り替えが完了するとOCNモバイルONEのSIMカードが使えるようになりますが、スマホに現在契約中の大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のSIMカードを挿入しておくと「圏外になる = MNP切り替え完了」と判断できます。

SIMカードを挿入する

MNPが完了したらOCNモバイルONEのSIMカードをスマホに挿入します。

iPhoneは本体の右側にある穴にSIM取り出しツール(iPhone購入時に付属しています)を挿入し、SIMトレイを引き出してSIMカードを挿入します。

SIM取り出しツールがないときは画鋲や安全ピンなど細くて硬いものがあれば代用できます(ただし、推奨される取り出し方ではないので自己責任でやって下さい)。

Androidは機種によりますが大抵は背面のカバーを開けるとSIMカードを挿入できるようになっているはずです。

※iPhone・Androidともに詳しくは機種の説明書や公式サイトのヘルプを参照。

iPhoneの場合
赤枠は「SIMトレイ」と「SIM取り出しツール」

Androidの場合
機種によりSIMカードの挿入位置は異なります

SIMトレイや背面カバーが開けにくかったり、SIMカードが上手く挿入できなかったりすることもあるかもしれせんが、あまり力任せにやると破損の恐れがあるので注意しながら作業しましょう。

また、作業をするときに身体や衣服が静電気を帯びている状態でSIMカードに触れると電気的に破壊されてしまう可能性もあります。

特に冬場は静電気を帯びやすい傾向にあると思いますので、作業の前にはセーターなどを脱ぐ・金属や水に触れる(手を洗ったらちゃんと拭きましょう)などして静電気を逃がすなどの対策をとっておかないと非常に危険です。

APN設定を行う

最後にAPN設定(ネットワークの設定)を行います。

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)ではキャリアショップの店員さんがやってくれるので自分でやる機会はまずないのですが、格安SIMは自分で設定をしなければなりません。

とはいっても、手順は全て公開されているため、その通りに作業するだけでOKです。

OCNモバイルONEのAPN設定の手順

http://www.ntt.com/personal/services/mobile/one/guide/setup.html

なお、Androidの設定情報は以下の通りです。

  • APN名 : lte-d.ocn.ne.jp
  • ユーザ名 : OCNの認証ID※
  • パスワード : OCNの認証パスワード※
  • 認証タイプ : CHAP(推奨) / PAP

※SIMカードに同梱されている書類を参照

MNP転入後にやること

「OCNでんわ」のインストール

「OCNでんわ」はOCNモバイルONEユーザーだけが使える電話アプリで、通話料半額(10円/30秒)で電話ができるようになる極めて効果的なアプリです。

OCNでんわ
OCNでんわ
無料
posted with アプリーチ

固定費はかからず通話料以外の費用は不要(月額料金などはない)であるため、インストールすることによるデメリットは一切ありません。

従って、実質的には「『OCNでんわ』を使うと通話料が半額になる」というよりは「『OCNでんわ』を使わないと通話料が倍額になる」という感じですので、OCNモバイルONEを契約したら真っ先にインストールしましょう。

なお、「10分かけ放題オプション(月額850円)」に加入しても「OCNでんわ」から発信しなければ効果はありませんので注意しましょう。

「OCNモバイルONEアプリ」のインストール

「OCNモバイルONEアプリ」もインストールしておきましょう。

OCN モバイル ONE アプリ
OCN モバイル ONE アプリ
無料
posted with アプリーチ

「OCNモバイルONEアプリ」を使うと、

  • 高速通信と低速通信の切り替え
  • コースの変更
  • データ容量の追加
  • 高速データ通信量の確認
  • 利用明細の確認

などの様々な手続きを簡単に行えるようになるためとても便利です。

特にデータ容量を節約するためには、高速通信のON/OFFの切り替えと日々の通信量の確認は必須ですのでお世話になる機会は多いと思います。