格安スマホ・SIM大辞典

多数の格安SIMを価格・データ通信容量・通信速度・速度制限・音声通話・かけ放題オプションの有無・その他SIMごとの特徴などをもとに徹底比較・解説します。目的に合わせたおすすめプランの提案もあります。

エキサイトモバイルへMNPで乗り換える方法・手順

普段はスマホの維持費を極力安くして、必要になったときだけ必要な料金を支払って存分に高速データ通信をしたいという人はエキサイトモバイルへの乗り換えがおすすめです。

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)では請求金額が1万円前後になることが多いですが、エキサイトモバイルは段階定額制(従量課金制)のプラン(詳細はこちら)があることから、

  • スマホをあまり使わないときは超安価(通話SIMで月1,000円台も可能)
  • 使ったときは使った分だけ(それでも大手キャリアよりも断然安価)

の月額料金でスマホを持つことが可能だからです。

また、エキサイトモバイルはドコモ回線の格安SIMなのでドコモユーザーならいま使っているスマホをそのままエキサイトモバイルで使えますし、auとソフトバンクでiPhoneを使っているならそのiPhoneをエキサイトモバイルでも継続して使用することができます。

つまり、エキサイトモバイルは大手キャリアからMNP転入で乗り換えやすい格安SIMのひとつと言えるのです。

以降では大手キャリアからエキサイトモバイルへ乗り換える具体的な手順について解説していきます。

エキサイトモバイルの特徴

まず簡単にエキサイトモバイルの特徴をご紹介します。

エキサイトモバイルには、

  • 段階定額制(従量課金制)のプランを契約すると経済的にスマホを維持できる
  • ドコモ回線の格安SIMなのでドコモで使っているスマホをそのまま使えて経済的
  • 高速通信と低速通信を自由に切り替えることができる
  • 高速通信中は速度制限(3日間制限)がかからない
  • 初速バースト転送機能があるので低速状態でも快適
  • 複数枚のSIMカードを持てるプランがある

といった特徴や機能があり、数多の格安SIMの中ではかなり優秀です。

特に注目すべきは段階定額制(従量課金制)プランである「最適料金プラン」の存在です。

「最適料金プラン」は実際の高速データ通信量に応じて月額料金が決まるプランなのでこまめに高速通信をOFFにして通信量を節約することでスマホの維持費を大きく削減できる超優良なプランだからです。

また、エキサイトモバイルには低速通信でも最初の一定量に限っては高速通信することができる「初速バースト転送機能」があることから、通信量の節約のために常に低速通信状態にしていたとしてもちょっとしたデータ通信(メール・LINE・ニュースサイトの閲覧など)程度であれば実質的には高速通信と同じように使うことができて非常に快適です。

従って、あまりスマホを使わないときは毎月1,000円台の料金でスマホを維持することが可能ですし、必要になったとき(旅行や出張で地図アプリや乗り換えアプリを沢山使う等)には存分に高速データ通信を行うこともできるので、極めて利便性が高いと言えます。

エキサイトモバイルを契約するなら「最適料金プラン」を強くオススメします。

デメリット

一方でいくつかのデメリットもあります。

まず、エキサイトモバイル自体には通話料を安くする方法(かけ放題オプション等)が存在しないため、常に20円/30秒の通話料で電話をかけなければならず少しの電話で通話料が跳ね上がってしまいます。

とはいえ楽天でんわまたはG-Callを使えば誰でも簡単に通話料を半額(10円/30秒)にすることができますので、エキサイトモバイルを契約したら必ずどちらかを導入すればすぐに解決できる程度の問題です(楽天でんわとG-Callの違いについてはこちら)。

また、段階定額制(従量課金制)の「最適料金プラン」で通信量を節約して月額費用を抑えるためには通信速度をこまめに切り替える必要があるのですが、公式サイトのマイページ内でしかON/OFFの切り替えを行うことができないため少々手間がかかります。

他社だと切り替え用の公式アプリが提供されることが多くそのアプリを起動してON/OFFのスイッチを押せば切り替え完了なので、それらと比べるとエキサイトモバイルに煩雑さがあることは否めません。

一応、Androidに限っては非公式の切り替えアプリ「エキサイトモバイル クーポンスイッチ(エキモス)」があります。

エキサイトモバイル クーポンスイッチ(エキモス)
エキサイトモバイル クーポンスイッチ(エキモス)
開発元:Onboro Apps
無料
posted with アプリーチ

しかし、あくまでも個人の有志が公開しているアプリであることから不具合などが発生したときにすぐに対応してくれるわけではありませんし、将来に渡って永続的に提供され続けることは期待できません。

あくまでも自己責任の「あったら便利」なツールであることを理解した上で導入するようにしましょう。

また、そもそもiOS版は存在しませんのでiPhoneユーザーは公式サイト内のマイページからON/OFFを行うしかありません。

その他、エキサイトモバイルの詳しいレビュー・評価についてはエキサイトモバイルのレビュー記事を参照して下さい。

エキサイトモバイルで使えるスマホについて

具体的なMNPの手順の前に、エキサイトモバイルで使えるスマホを把握しておきましょう。

スマホの調達方法や種類と、ドコモ回線の格安SIMであるエキサイトモバイルで使えるかどうかの対応は以下の通りです。

SIMフリー・白ロム・赤ロムについての詳しい解説はこちらを参照して下さい。

各スマホと回線タイプの対応
エキサイトモバイルで使うスマホ エキサイトモバイル(ドコモ回線)で
使えるかどうか
調達方法 機種 種類
ドコモから
持ち込む
iPhone 白ロム SIMロック解除不要で使える
Android
auから
持ち込む
iPhone 白ロム SIMロック解除すれば使える
※何故か動作確認端末一覧には記載なし
Android auのスマホはエキサイトモバイルでは動作未検証なので
基本的に使えないと考えた方が良い。
ソフトバンクから
持ち込む
iPhone 白ロム SIMロック解除すれば使える
※何故か動作確認端末一覧には記載なし
Android SBのスマホはエキサイトモバイルでは動作未検証なので、
基本的に使えないと考えた方が良い。
新品を購入 iPhone SIMフリー そのまま使える
Android
中古を購入 iPhone SIMフリー そのまま使える
白ロム 他人から購入した白ロムは将来的に
赤ロム(モバイル通信不可)になる可能性があるので
おすすめしない。
Android SIMフリー 古いAndroidは最新OSへアップデートできないことが多く
セキュリティ的な不安があること、
また、SIMフリーのAndroidは安価(1~2万円)で
買えることから新品がおすすめ。
白ロム 他人から購入した白ロムは将来的に
赤ロム(モバイル通信不可)になる可能性があるので
おすすめしない。

SIMフリー

大手キャリア・格安SIMを問わず、全ての通信事業者で使えるスマホのこと。

白ロム

大手キャリアで販売されている(いた)スマホのこと。
当該キャリアのSIMロックがかかっており、他の通信事業者のSIMカードを挿しても使えないが、「ドコモの白ロム × ドコモ回線の格安SIM」という組み合わせならSIMロック解除不要で使える。
SIMロックを解除すれば全ての通信事業者で使える。

赤ロム

大手キャリアで販売されている(いた)スマホのことで、元白ロム。
不正な手段(盗難・詐欺など)で取得されたことが判明したり機種代金の支払いが滞ったりすると、当該通信事業者のSIMカードを挿しても通信できない「赤ロム」という状態になる。
一旦、赤ロムになると白ロムに戻ることはない。

SIMフリー・白ロム・赤ロムのより詳しい解説はこちらを参照して下さい。

大手キャリアから持ち込むとき

上記の通り、ドコモからスマホを持ち込むときはiPhone・AndroidともにSIMロック解除をしなくてもSIMカードを挿せばそのまま使えるという特徴があります。

これがドコモからエキサイトモバイルへMNPで乗り換えしやすい理由です。

auとソフトバンクからスマホを持ち込むときは、SIMロック解除さえ行えばエキサイトモバイルでも継続してiPhoneを使うことができます(しかし、何故かエキサイトモバイルの「動作確認端末一覧」にはauとSBのiPhoneは掲載されていません)。

ただし、auとソフトバンクでSIMロック解除が可能な機種は2015年5月以降に発売された機種に限定されていますので、iPhoneのうち6s・6s Plus・SE・7・7 Plus以前の機種はSIMロック解除ができず、エキサイトモバイルで使うことはできません。

SIMロック解除手続き

ドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/support/procedure/simcard/unlock_dcm/

au
https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/

ソフトバンク
http://www.softbank.jp/mobile/support/usim/unlock_procedure/

※各ウェブサイトからの手続きは手数料無料ですが、キャリアショップだと3,000円かかります。

また、auとソフトバンクのAndroidはSIMロックを解除してもエキサイトモバイル(ドコモ回線)の周波数に未対応だったり動作未検証だったりするため、基本的には使えないものと考えた方が良いです。

新品・中古を購入するとき

大手キャリアからの持ち込みではなく新品・中古を購入するときは、

  • SIMフリー : 新品はiPhone・Androidともにおすすめ。中古はiPhoneのみおすすめ。
  • 白ロム : iPhone・Androidともに避けた方が無難。

という感じです(理由は先述の表に記載の通り)。

エキサイトモバイルではSIMカードをAnrdoidをセット購入することができるので、Androidが欲しいならセット購入が簡単です(当該端末がエキサイトモバイルで動作確認済みかどうかをチェックする必要がないため)。

エキサイトモバイルはキャンペーンによりキャッシュバックが行われていることが多いですし、端末をセット購入するとキャッシュバック金額が大きくなるのでオススメできます。

MNP転入の手順

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)からエキサイトモバイルへMNPで乗り換える際の所要日数・期間は以下の通りです。

MNP完了までの所要日数・期間
手順 作業内容 必要な日数・時間
1. MNP予約番号を取得する 約5~15分
2. 公式サイトから申し込みをする 2~5日程度(申し込み完了~SIMカード到着まで)
※申し込みから発送まで1~3日、発送から到着まで1~2日
3. 開通手続きを行う 約1~4時間(開通手続き完了~開通まで)
4. SIMカードを挿入する 約5~15分
5. APN設定(ネットワーク設定)を行う 約5~15分

大半はSIMカードが到着するまでの待ち時間が占めていますので、都市部に住んでいる人ほど短期間で、僻地(特に離島)住まいだと時間がかかります。

しかし、その間ずっと通話ができない空白期間になってしまうということはなく、SIMカードを受け取ってからMNP手続きを行うことができますので、通話できない期間は約1~4時間で済みます(詳細は後述)。

MNP予約番号を取得する

大手キャリアからエキサイトモバイルへMNPで乗り換える際には、まずMNP予約番号を取得する必要があります。

MNP予約番号は、電話番号を変えずに携帯電話のキャリアを変えるためには絶対に必要となる番号で、格安SIMへの申し込みの際には入力する必要がありますので、必ず事前に取得しておかなければなりません。

取得手続きは非常に簡単で、以下の受付センターに電話をかけるだけでOKです。

MNP予約番号発行窓口の一覧
契約中のキャリア 電話番号 受付時間
ドコモ 0120-800-000 9時~20時
151(局番なし・携帯からのみ)
au/沖縄セルラー 0077-75470
ソフトバンク 0800-100-5533
ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンク
ワイモバイル 0120-921-156
0570-039-151

このとき、口頭で伝えてくれる10桁のMNP予約番号を間違えないようにしっかりとメモを取ります。

事前にメモとペンを手元に用意しておき、復唱しながらメモをすると確実です。

なお、MNP予約番号には15日間の有効期限があり、10日以上の日数が残っていなければエキサイトモバイルへMNP転入することはできません。

MNP予約番号を発行した後にエキサイトモバイルへの申し込みまで時間をあける意味は全くないので、発行後はさっさと申し込みを済ませてしまいましょう。

公式サイトから申し込みをする

MNP予約番号を取得したら、早速エキサイトモバイルへの申し込み手続きを行います。

以下のバナーから公式サイトを訪問できます。

手続き自体は15分もあれば終わると思いますが、申し込みが完了してからSIMカード(セット購入するなら端末も)を発送するまでに1~3日、発送されてから手元に届くまでには1~2日くらいかかるので、SIMカードを受け取るまでには計2~5日の日数が必要です。

エキサイトモバイルの公式サイトによると発送から到着までの日数は

  • 本州・四国 : 1日
  • 九州・北海道・沖縄・利用 : 2日

となっています。

ただし、天候や交通状況などにより目安の日数よりも遅れることもありますのでSIMカードが届くまではひたすら待ちましょう。

また、エキサイトモバイルへの乗り換えを完了させたい時期が決まっているなら余裕を持った日程で申し込みをした方が良いです。

開通手続きを行う

SIMカードが到着したら、マイページにログインして開通手続きを行います。

エキサイトモバイルのマイページ

https://sslbb.excite.co.jp/exmb/entry/ondemandmnp/

受付時間 : 9~19時(土日祝日を含む)

手続き完了後は当日中(約1~4時間)にエキサイトモバイルへ切り替わります。

受付時間以外(19~翌9時)は手続きすることができません。

切り替えが完了するタイミングについては、スマホに現在契約中の大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のSIMカードを挿入しておくと「圏外になる = MNP切り替え完了」と判断できます。

なお、自分で切り替え手続きを行わない場合はMNP予約番号の有効期限の最終日に自動的にエキサイトモバイルへ切り替わります。

SIMカードを挿入する

MNPが完了したらエキサイトモバイルのSIMカードをスマホに挿入します。

iPhoneは本体の右側にある穴にSIM取り出しツール(iPhone購入時に付属しています)を挿入し、SIMトレイを引き出してSIMカードを挿入します。

SIM取り出しツールがないときは画鋲や安全ピンなど細くて硬いものがあれば代用できます(ただし、推奨される取り出し方ではないので自己責任でやって下さい)。

Androidは機種によりますが大抵は背面のカバーを開けるとSIMカードを挿入できるようになっているはずです。

※iPhone・Androidともに詳しくは機種の説明書や公式サイトのヘルプを参照。

iPhoneの場合
赤枠は「SIMトレイ」と「SIM取り出しツール」

Androidの場合
機種によりSIMカードの挿入位置は異なります

SIMトレイや背面カバーが開けにくかったり、SIMカードが上手く挿入できなかったりすることもあるかもしれせんが、あまり力任せにやると破損の恐れがあるので注意しながら作業しましょう。

また、作業をするときに身体や衣服が静電気を帯びている状態でSIMカードに触れると電気的に破壊されてしまう可能性もあります。

特に冬場は静電気を帯びやすい傾向にあると思いますので、作業の前にはセーターなどを脱ぐ・金属や水に触れる(手を洗ったらちゃんと拭きましょう)などして静電気を逃がすなどの対策をとっておかないと非常に危険です。

APN設定を行う

最後にAPN設定(ネットワークの設定)を行います。

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)ではキャリアショップの店員さんがやってくれるので自分でやる機会はまずないのですが、格安SIMは自分で設定をしなければなりません。

とはいっても、手順は全て公開されているため、その通りに作業するだけでOKです。

エキサイトモバイルのAPN設定の手順

http://bb.excite.co.jp/exmb/sim/apn/

なお、Androidの設定情報は以下の通りです。

  • APN : vmobile.jp
  • ユーザー名 : 設定不要
  • パスワード : 設定不要
  • 認証タイプ : PAPまたはCHAP
  • MCC : 440(入力を求められたときのみ)
  • MNC : 10(入力を求められたときのみ)

MNP転入後にやること

「楽天でんわ」・「G-Call」のインストール

先述の通り、エキサイトモバイル自体には通話料を安くする術がなく、普通に電話をかけると常に20円/30秒という高額な通話料がかかってしまいます。

そこで、エキサイトモバイルを契約したら誰でも通話料を半額(10円/30秒)にすることができる楽天でんわまたはG-Callのどちらかを必ずインストールしましょう(楽天でんわとG-Callの違いについてはこちら)。

どちらのアプリも固定費不要(月額料金はかからない)ので使った分の通話料金しかかからない素晴らしい電話アプリです。

導入のハードルが低すぎるため、実質的には「導入すると通話料が半額になる」というよりも「導入しないと通話料が倍額になる」という感じですので、エキサイトモバイルを契約したら絶対に使うべきです。

「エキモス」のインストール

Androidユーザーは、高速通信と低速通信を簡単にON/OFFできるようになる「エキサイトモバイル クーポンスイッチ(エキモス)」もインストールしておきましょう。

エキサイトモバイル クーポンスイッチ(エキモス)
エキサイトモバイル クーポンスイッチ(エキモス)
開発元:Onboro Apps
無料
posted with アプリーチ

公式アプリではなく個人の有志の方が作ったアプリなので将来に渡って公開・サポートが続く保証はありませんが、通常マイページ内からでなければ実行できない通信速度の切り替えをアプリひとつでできるようになるためとても便利です。

ただし、非公式アプリなので自己責任で導入するようにして下さい。

また、iOS版のアプリはないのでiPhoneユーザーは使うことができません。