格安スマホ・SIM大辞典

多数の格安SIMを価格・データ通信容量・通信速度・速度制限・音声通話・かけ放題オプションの有無・その他SIMごとの特徴などをもとに徹底比較・解説します。目的に合わせたおすすめプランの提案もあります。

FREETEL(フリーテル)の口コミ評価

基本情報

FREETELの基本情報
サービス名 FREETEL(フリーテル)
運営会社 プラスワンマーケティング株式会社
回線 ドコモ回線のみ
データプラン ・定額プラン
1GB・3GB・5GB・8GB・10GB・15GB・20GB・30GB・40GB・50GB
・使った分だけ安心プラン
100MB・1GB・3GB・5GB・8GB・10GB・15GB・20GB
月額料金 ・定額プラン
データSIM : 499円/月~
SMS付きSIM : 639円/月~
音声通話SIM : 1,199円/月~
・使った分だけ安心プラン
データSIM : 299円/月~
SMS付きSIM : 439円/月~
音声通話SIM : 999円/月~
・スマートコミコミ+
詳細はこちらで解説しています
最低利用期間 なし
違約金 なし
ただし、12ヶ月以内解約はMNP転出手数料が「15,000円 - 契約月数 * 1,000円」
(実質的な違約金)
13ヶ月以降は2,000円
通話料金 20円/30秒(通常)
10円/30秒(「FREETELでんわ」使用時)
通話定額
オプション
399円/月 : 1分以内の電話が何回かけても無料
840円/月 : 5分以内の電話が何回かけても無料
1,499円/月 : 10分以内の電話が何回かけても無料
通信速度 高速通信時 : 下り最大225Mbps・上り最大50Mbps
低速通信時 : 上下最大200kbps
通信速度の制御 「FREETEL マイページアプリ」で高速通信のON/OFFを切り替えできる
3日間制限 高速通信中は制限なし
(データ容量の残量ゼロ・高速通信OFFのときのみ200kbpsとなる)
データ容量の
繰り越し
(定額プラン)
当月分・チャージした分ともに翌月末まで繰り越し可能
データ容量の
追加
0.5GB/500円
SIMカードの
追加
不可
2枚以上欲しいときは2回線以上の契約が必要
支払い方法 クレジットカードのみ
年齢制限 20歳以上75歳未満のみ契約可能

FREETELのここがおすすめ

  • 1GB未満は格安SIMの中で一番安く使える
  • コミコミプランのスマートコミコミ+が安くてお得(万人向けプランではないので注意)
  • 国産SIMフリー端末のラインナップが豊富
  • カウントフリーがある(AppStore・LINE・Pokemon GOなど)

FREETELここが微妙

  • 1GBを超えるプランは他社と同じ~やや高い料金設定(大容量プランは特に高額)
  • 「違約金なし」という表現は不適切(短期でのMNPは手数料が高額になるため)
  • 運営企業の知名度が低い

プラン・料金

定額プラン

FREETELの定額プランの内容は以下の通りです。

定額プランの料金
データ容量 SIM・月額料金
データ専用
(SMSなし)
データ専用
+ SMS
データ通信
+ SMS + 音声
1GB/月 499円/月 639円/月 1,199円/月
3GB/月 900円/月 1,040円/月 1,600円/月
5GB/月 1,520円/月 1,660円/月 2,220円/月
8GB/月 2,140円/月 2,280円/月 2,840円/月
10GB/月 2,470円/月 2,610円/月 3,170円/月
15GB/月 3,680円/月 3,820円/月 4,380円/月
20GB/月 4,870円/月 5,010円/月 5,570円/月
30GB/月 6,980円/月 7,120円/月 7,680円/月
40GB/月 9,400円/月 9,540円/月 10,100円/月
50GB/月 11,800円/月 11,940円/月 12,500円/月

毎月定められているデータ容量分の高速通信を行うと以降は通信速度が最大200kbpsに制限されてしまうというプランです。

幅広いデータ容量を選択することができますが注目すべきは1GBのプランで、これは他社の格安SIMが用意している1GBプランと比較すると一番安価な価格設定となっています(2016年12月時点)。

毎月1GBもあれば十分という人でとにかく料金を抑えながらスマホを維持したいというのであれば非常にオススメです。

使った分だけ安心プラン

FREETELの使った分だけ安心プランの内容は以下の通りです。

使った分だけ安心プランの料金
データ容量 SIM・月額料金
データ専用
(SMSなし)
データ専用
+ SMS
データ通信
+ SMS + 音声
~100MB/月 299円/月 439円/月 999円/月
~1GB/月 499円/月 639円/月 1,199円/月
~3GB/月 900円/月 1,040円/月 1,600円/月
~5GB/月 1,520円/月 1,660円/月 2,220円/月
~8GB/月 2,140円/月 2,280円/月 2,840円/月
~10GB/月 2,470円/月 2,610円/月 3,170円/月
~15GB/月 3,680円/月 3,820円/月 4,380円/月
~20GB/月 4,870円/月 5,010円/月 5,570円/月

その月に高速通信したデータ容量に応じて支払い料金が決まる従量課金制のプランです。

データ容量のラインナップは定額プランとほぼ同じですが、こちらの特徴は100MB/月のプランをデータSIMなら299円/月・通話SIMでも999円/月という超安価な値段で利用できるという点です。

他社の格安SIMの定額プラン・従量課金プランと比較しても、299円/月というのは最安値(2016年12月時点)ですので、スマホの維持費を徹底的に安くしたいという方にオススメできます。

100MBはかなり少ない設定なので待機中の高速通信だけでもオーバーしてしまう可能性が高いですが、契約直後に高速通信をOFFにしてしまえばそれ以降はデータ容量を消費しなくなるため簡単に達成することができるはずです。

100MB/月にチャレンジしようとする人はもともとほとんどデータ通信を行わない人だと思いますので、高速通信が常時OFFでも特に問題ないでしょう。

スマートコミコミ+

FREETELには、定額プラン・使った分だけ安心プランの他に、

  • スマホ端末本体
  • 通話SIM
  • 高速データ通信(定額プラン or 使った分だけ安心プランのどちらかを選べる)
  • 10分かけ放題オプション(1回10分以内の通話は何度かけても無料)
  • PREMIUM端末補償(端末の故障・紛失等を特別価格で交換)
  • データ復旧サービス
  • とりかえ~る(新機種への乗り換え時に現機種の残金免除)

がセットになったスマートコミコミ+というプランがあります。

スマートコミコミ+にも定額プラン・使った分だけ安心プランがあり、それぞれ

  • 定額プラン : 1,180円/月~
  • 使った分だけ安心プラン : 999円/月~

にて使うことができます。

スマートコミコミ+はここで解説するにはちょっと複雑すぎるため、以下の別の記事にて評価しています。

メリット

FREETELを契約するとき、通常は初期費用として契約事務手数料3,000円とdocomo SIM発行料394円の計3,394円がかかります。

しかし、Amazonや楽天市場などで販売されているパッケージを購入した上で申し込み手続き中に入力することで、2つの初期費用のうち登録事務手数料が無料になります。

パッケージ自体を322円で購入しなければなりませんし、docomo SIM発行料の394円は普通に必要となるため初期費用が完全無料となるわけではありませんが、3,000円と計716円なら後者の方がお得なのは明らかです。

このパッケージを購入する以外に初期費用を無料化する手段はありませんので、FREETELがと契約(MNP含む)するつもりなら必ずパッケージを購入しましょう。

Amazonで1,500円以下の買い物をする際には350円の送料がかかってしまいますが、Amazonプライムの30日間無料体験に加入すれば送料を無料にすることができます。

Amazonプライムの30日間無料体験はこちら

パッケージが届いた後は無料期間中に解約すれば費用はかかりませんので、送料を節約したい人は是非利用してみて下さい。

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独自の国産端末が豊富

他社のほとんどの格安SIMとセットに購入できる格安スマホは海外製(主に中国や台湾)のものばかりであり、国産端末が欲しい人にとっては抵抗があります。

かといって国産端末に手を出そうとすると一転して高級路線ばかりになってしまって平気で4~5万円はするため、金銭的な理由でなかなか購入することができません。

しかも、低価格帯・高価格帯ともにどこの格安SIMでも同じ端末ばかりを販売していて、差があるとすれば取り扱っている端末の種類の多寡か割引の有無くらいなので全く面白みがありません。

一方、FREETELは運営企業のプラスワン・マーケティング株式会社がもともとSIMフリースマホを開発・販売する新興メーカー(ベンチャー企業)としてスタートしたこともあって、他の格安SIMでは販売されていない独自の国産SIMフリースマホを多数取り扱っています。

端末の価格帯や性能も非常に幅が広く、1万円程度で買える限られた機能のみの入門端末から、他社に勝るとも劣らないハイスペック端末まで様々です。

中には二つ折りのガラケーとしてもスマホとしても使える奇抜かつ実用的な端末も存在します。

国産端末のラインナップが低価格(低スペック)帯から高価格(高スペック)帯までこれだけそろっているメーカーはFREETELくらいですので、自分に合う国産のSIMフリースマホを探したい人にはピッタリだと思います。

とはいえ、FREETELの端末はAmazonや楽天市場でも普通に販売されているため、端末だけが目当てならFREETEL以外の格安SIMと組み合わせて使っても問題ありません。

1GB未満は格安SIM最安値

定額プラン・使った分だけ安心プランともに、1GB/月未満であれば格安SIM業界で最安値の料金で契約することができます(2016年12月時点)。

従量課金といえばエキサイトモバイルの最適料金プランが強いのですが、FREETELの1GB未満はそのエキサイトモバイルよりも更に安価となっています。

従って、スマホでデータ通信をあまりしない人やせいぜいメール・LINE・ニュースチェックくらいである人が安くスマホを持ちたいならFREETELはかなりオススメできます。

また、使った分だけ安心プランで100MB未満なら通話SIMでもたったの999円/月しかかかりませんので、最安値にチャレンジしたいという強者は是非契約してみて欲しいと思います。

極端な話、高速通信を常にOFFにしていても200kbpsで通信できることから、データ通信の頻度が低く内容がテキスト主体ならば999/円で通話SIMを維持することも十分に可能なはずです(別途通話料等は必要ですが)。

一方で、1GBを超えてくると他社と同じかやや高い料金になりますし、使っただけ安心プランは刻み幅が2GB単位となり使い勝手が悪くなりますので、月額料金の面では他社よりも有利とは言えなくなってしまいます。

参考 : 高速通信データ容量が月500MBまでの格安SIM
参考 : 高速通信データ容量が月1GBまでの格安SIM
参考 : 段階定額制(従量課金制)プランのある格安SIM

カウントフリーがある

FREETELには特定のアプリでデータ通信を行っても高速データ容量を消費しなくても済む「カウントフリー」という仕組みがあります。

全プラン共通

定額プラン・使った分だけ安心プランの全プランでカウントフリーとなるは、

  • AppStore(iOSのみ)
  • LINE
  • WeChat
  • WhatsApp
  • Pokemon GO

の5つです。

これらのうち、WeChatとWhatsAPPについては日本で使っている人はあまり多くないと思いますので正直どうでも良いですが、AppStore・LINE・Pokemon GOは利用者が沢山いるため多くの人が恩恵を受けることができます。

特に、AppStoreからダウンロードできるアプリのファイルサイズは余裕で数十MBはあります(ちなみに、Wi-Fiを使わない場合のDL可能上限は100MB)ので、FREETELの強みである低データ容量のプランを契約しているときには非常に助かります。

ただし、カウントフリーの注意点としては、

  • AppStore以外からのDLは対象外(アプリ起動後にファイルをDLする際など)
  • 1GB以下のプランのとき、LINEの通話・ビデオ通話はカウントフリーの対象外
  • Pokemon GOのカウントフリーは2017年9月6日(水)まで
  • Pokemon GOにおいて、Google MapなどNiantic社以外のサーバとのデータ通信は対象外

などがありますので過信は禁物です。

参考 : カウントフリー機能のある格安SIM

定額プラン3GB以上のみ

定額プランの3GB/月以上を契約している人は、以下のアプリについてもカウントフリーとなります。

  • twitter
  • facebook
  • Messenger
  • Instagram

3GB未満のプランや使った分だけプランを契約している人は対象外なのがちょっと残念な気もしますが、もともとこれらのアプリを利用している人は

  • もともとスマホを使う機会自体が多く、3GB/月以上のプランを契約する事が多い
  • 使いすぎを防ぐために定額プランを選ぶ可能性が高い

といった事情がありますので、上記アプリを使う人の大半は自動的にカウントフリーの恩恵を受けることになると思います。

逆にこれらの3GB未満のプランでも余裕でやっていける人はそもそも上記のアプリを使っている可能性が低いので、カウントフリーの対象が3GB以上かつ定額プランのみであったとしても困ることはほとんどないはずです。

なお、3GB以上になるとLINEの通話・ビデオ通話もカウントフリーとなるため、使いたい放題となります。

「FREETELでんわ」で通話料半額

FREETELは他社の格安SIMと同様、無料通話が一切なく20円/30秒という高額の通話料がかかります。

そのため、長電話をする人は通話料が高額になりがちで、使い方によっては月額料金と通話料を合わせると大手キャリアと同じくらいの請求金額になってしまう可能性すらあり危険です。

しかし、FREETELには「FREETELでんわ」という専用の無料アプリがあり、このアプリで通話することで通話料を半額(10円/30秒)に抑えることができます。

FREETELでんわ

FREETELでんわ
無料
posted with アプリーチ

FREETELでんわはIP電話の類ではないのでデータ容量を消費することはありません(電話回線を使用する)し、発信番号も契約中の携帯電話番号(090・080~)のままなので相手に不審がられる心配もありません(IP電話だと050~になってしまう)。

また、インストールするとスマホ標準の電話帳の内容を丸ごと同期してくれるので電話帳移行の手間もなくすぐに使うことができます。

非常に使いやすく且つ有益なアプリなので「FREETELでんわを使うと通話料半額」というよりもむしろ「FREETELでんわを使わないと通話料2倍」という感じですので、FREETELと契約したら真っ先にインストールするようにしましょう。

かけ放題オプションがある

通話料半額を使っても電話代が高くなりそうだという人には、「FREETELでんわ」の以下の2種類のかけ放題オプションを使いましょう。

  • 1分以内の電話なら何回かけても無料 : 399円/月
  • 5分以内の電話なら何回かけても無料 : 840円/月
  • 10分以内の電話なら何回かけても無料 : 1,499円/月

これらのオプションに加入すると最初の○分は通話料無料となり、○分以降は10円/30秒となります。

誰でもお得な1分かけ放題

5分以内のかけ放題は他社の格安SIMにもよく見られるものの、1分以内のかけ放題はとても珍しいです。

長時間の電話をかけるようならどちらも焼け石に水ですので無料通話がある格安SIMを選ぶ方が良いと言えますが、短い電話が多い人ならどちらのオプションも効果的だと思います。

個人的には1分かけ放題が非常に魅力的に感じます。

というのも、1分かけ放題の399円/月というのは通話時間にして20分(通話料半額で10円/30秒 = 20円/1分なので、399円 ÷ 20円/1分 ≒ 20分)であり、また、あまり通話をしない人でも毎月20~30分くらいなら電話を使う機会はなにかとあるはずだからです。

もちろん、1回で10分や15分も通話するような電話のかけ方だと全然ダメなのですが、2~3分以内に終わるような短い電話を何回も繰り返すようななら、1分かけ放題に加入しておくと通話料を安く抑えるために役立つのではないでしょうか。

もし、思い当たる節があるのなら、399円/月という安さなのでとりあえず加入しておくと安心だと思います。

たっぷり話せる10分かけ放題

また、10分以内の通話が無料になる「10分かけ放題」もあります。

月額1,499円とやや高額ですが、普通の連絡としての電話であれば大抵は10分以内に収まると思いますので、長電話をしない限りは通話料が一切かからなくなると思います。

なお、10分かけ放題はコミコミプランの一つであるスマートコミコミ+には最初から組み込まれています。

10分かけ放題に加入するつもりなら、一度スマートコミコミ+も検討してみると良いかもしれません。

参考 : かけ放題・無料通話オプションがある格安SIM

高速通信時は速度制限なし

一般的に大手キャリアや他の格安SIMでは、直近の3日間に通信したデータ量が一定以上になると、高速通信可能なデータ容量が残っていたとしても速度制限がかかって低速での通信を余儀なくされていまいます。

しかし、FREETELの高速通信中はデータ容量が尽きない限りどんなに大量の通信を行っても速度制限がかかることがないため、常に快適にインターネットを利用することができます。

これは全てのプランに適用されており、データ容量の多寡は関係ありません。

ただし、

  • データ容量の残量がないとき
  • 高速通信をOFFにしているとき

は高速通信できませんので、200kbpsでのデータ通信となります。

参考 : 格安SIMごとの速度制限基準の一覧

高速通信をON/OFFできる

FREETELと契約した後、「FREETEL マイページアプリ」という専用アプリをインストールすることで、高速通信のON/OFFを自由に切り替えられるようになります

FREETEL マイページアプリ
FREETEL マイページアプリ
無料
posted with アプリーチ

後述の通りFREETELは低速通信でも通信速度が速いですので、LINE・メール・ニュース記事の閲覧といったテキスト主体のデータ通信のときはOFFに、動画閲覧やゲームのときはONにするなど、通信内容に合わせて高速通信のON/OFFを使い分けることでデータ容量を大幅に節約することが可能となります。

また、現在どのくらいのデータ容量が残っているのかを確認することもでき、計画的なデータ容量の使い方を検討する際にも役に立ちます。

もし、使った分だけ安心プランの最低ラインである100MB未満で運用するつもりなら、SIMカードを挿入して当アプリをインストールしたらすぐにOFFにしてしまうのが良いと思います。

そうすればデータ容量がカウントされることはありませんので簡単に目標を達成することができます。

参考 : 高速通信のON/OFFを切り替えられる格安SIM

低速通信でも速い

大手キャリアでは3日間制限などにより低速通信状態になると回線速度が128kbpsまで低下してしまいますが、FREETELでは低速通信状態でも200kbpsとなります。

ものすごく速いというわけではないものの、大手キャリアの約1.5倍の回線速度もの速さをとなります。

従って、テキスト主体のデータ通信であればストレスを感じることなく利用することができ、矛盾した表現ではありますがFREETELは「低速通信でも速い」と言えます。

余ったデータは翌月に繰り越しできる

定額プランにて毎月割り当てられるデータ容量をひと月の間に使い切れないときは、全て翌月に繰り越すことができます

繰り越した分を更に翌月まで繰り越すことはできません(繰り越せるのはひと月だけ)が、繰り越し分から優先的に消費されるようになっているので大抵の場合は繰り越した分が無駄になってしまうことはまずないと思います。

繰り越しは10MB単位で行われます。

ただし、

  • データ容量の変更を行った場合
  • 「定額プラン」と「使った分だけ安心プラン」間のプラン変更を行った場合

は変更前に残っていたデータ容量は繰り越しされずに消滅しますので注意しましょう。

なお、使った分だけ安心プランは従量課金制であり「当月分のデータ容量」という概念がそもそも存在しませんので繰り越し自体もありません。

参考 : 高速通信データ容量を繰り越しできる格安SIM

iPhoneが使える

自分でiPhoneを持ち込めば、FREETELでもiPhoneを使うことができます。

FREETELの回線はドコモの回線なので、

  • ドコモのiPhone(SIMロック解除不要)
  • au・ソフトバンクのiPhone(要SIMロック解除)
  • 最初からSIMフリーのiPhone

を使うことができます。

ドコモの場合はSIMロック解除が不要なので過去に発売された全ての機種を使えます。

au・ソフトバンクはSIMロック解除が必須なので、実質的に6s/6s Plus/7/7Plusの4機種のみの対応となります(2015年5月以前に発売されたiPhoneはSIMロック解除できないため)。

先述の通り、FREETELではAppStoreでのデータ通信はカウントフリー(高速データ容量を一切消費しない)であるため、FREETELとiPhoneの相性はかなり良いと思います。

参考 : 格安SIMでiPhoneを約7万円安く使う方法

デメリット

端末の評判がイマイチ

FREETELを運営しているプラスワンマーケティング株式会社が国産のSIMフリースマホを開発しており、安価なものから高価なものまで幅広く取り揃えているというのは先述の通りです。

大手電機メーカーのあまり面白みのない端末ではなくベンチャー企業による独自の端末ですので期待をしたいところなのですが、肝心の評判は今ひとつのようです。

Amazonのレビューを見ると、端末の性能自体やコストパフォーマンスに関しては概ね高評価のようですが、初期不良が多いらしく「たまたま」という程度の頻度では済まないほど不具合が発生している人が多い印象を受けます。

できたばかりのベンチャー企業が開発しているということもあって品質検査の方法などがきちんと確立されておらず、不具合があっても検査をスルーしてしまう端末が多いのかもしれません。

そのため、購入した端末をすぐに使いたいという人には初期不良があるかもしれないことを考慮するとあまりオススメすることができません。

FREETELの端末を使いたいなら初期不良が届いた場合の交換にかかるコスト(時間や手間)を受け入れる準備をしておく必要がありそうです。

「違約金なし」という表現は不親切

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)や他社の格安SIMでは、1~2年以内に解約すると1万円前後の違約金が発生するのが一般的ですが、FREETELでは解約の際には「違約金」という名目の費用が発生することはありません。

しかし、「違約金」は存在しないものの、FREETELと契約してから12ヶ月以内にMNPで転出する場合には通常よりも高額のMNP予約番号発行手数料(15,000円 - 契約月数 * 1,000円)がかかってしまうため、実質的にはこれが違約金の役目を果たしていると言えます(13ヶ月目以降は2,000円)。

このルールをどう捕らえるかは個人差があると思いますが、格安SIMの利用を検討している人の大半がMNP転入&通話SIMを選ぶ(= 電話番号を変えたくない人が多い)であろうことを考えると私はあまり誠実さがあるようには思えません。

というのも、確かにFREETELは「違約金が0円」であるものの、

  • 他社 : 違約金が高額、MNP予約番号発行手数料は普通
  • FREETEL : 違約金は0円、MNP予約番号発行手数料が高額

という感じで費用の名目に違いがあるだけで、実質的な出費は他社でもFREETELでも変わりないからです。

穿った見方をすれば、東京都が2020年東京五輪の施設整備費を抑えるために本来「施設整備費」として計上しなければならなかった費用を別の項目に付け替えていた問題と同じく、ユーザーを欺こうとしているとさえ感じてしまいます(一般的にはあるはずの「違約金」はないけど、実は「MNP手数料」が高い)。

この辺は「違約金なし」ではなく「12ヶ月以内にMNP転出するときには違約金がかかります」とわかりやすく表現して欲しかったなと思います。

とはいえ、この「違約金なし」は実はユーザーに大きなメリットもあります。

MNP転出さえしなければ本当に「違約金なし」で解約できるため、一旦新規契約(このときはMNP転入しない)して電波の入り具合やデータ通信速度などを確認するのに役立つからです。

確認の結果問題なしと判断できたら違約金なしで解約し、その後にMNP転入すれば安心してFREETELを使い続けることができます。

大容量プランは高過ぎる

定額プラン・使った分だけ安心プランともに、1GBまでは格安SIMで最安値であるのは先述の通りです。

しかし、1GBを超えた後は他社と同じくらいかやや高い料金になり、10GBを超えると急激に高くなり始めます。

20~30GBでは楽天モバイルの方が圧倒的に安く、FREETELのデータ専用SIM(SMSなし)は楽天モバイルの通話SIMよりも高いという意味不明な価格設定となってしまいます。

40~50GBになると税込で1万円を余裕で超えてしまいますので、FREETEL一本に絞るよりも、

  • 格安SIM + 固定回線 + Wi-Fi
  • 格安SIM + モバイルルーター

といった運用方法を検討する方が安く済む可能性が高いと思います。

少なくとも、上記の組み合わせを契約しても毎月1万円もあればお釣りがくるのではないでしょうか。

要するに、FREETELが輝くのは1GBまで、普通に使えるのはせいぜい10GBくらいまでであり、それ以上になると高すぎて他社を検討する方が良いですので大容量プランは存在している意味があまりないということです。

せっかくデータ容量のバリエーションが多いのですから、価格設定だけでも平均並みに抑えて欲しかったです。

参考 : 高速通信データ容量が月8~10GBまでの格安SIM
参考 : 高速通信データ容量が月10GB超~20GBまでの格安SIM
参考 : 高速通信データ容量が月20GB超の大容量の格安SIM

家族で使う意味はあまりない

FREETELの料金・プランの解説ページには、「1人の名義で5回線まで契約できるので家族での乗り換えに便利!」といったニュアンスの文言が記載されています。

しかし、FREETELでは単純に1人で5回線まで契約することが可能というだけであり、他社の格安SIMのような

  • 割安料金で追加のSIMカードを発行して家族がそれを使う
  • 家族で契約すると月額料金が割引になる
  • 家族間でデータ容量を共有する

といったことは一切できませんので、家族でFREETELを使う意味は特にありません。

もちろん、家族全員がFREETELを良いと思っているなら家族全員で乗り換えするのも全然悪くないのですが、月額料金を安く抑えたりデータ容量を共有したりすることが目的ならば他社の格安SIMを使いましょう。

家族で使うなら、それぞれの名義で契約した回線(全員MNP転入・転出可能)を家族とみなすことができ、月額料金も安く済ませられ(追加SIMカードが安い)、かつデータ容量の共有も可能なBIGLOBE SIMがオススメです。

参考 : 家族向けプランのある格安SIM

支払い方法はクレジットカードのみ

支払い方法はクレジットカードのみとなっており、大手キャリアのような口座振替・請求書・インターネットバンキング(Pay-easy)などには一切対応していません。

クレジットカードと同じように使えるデビットカードやVプリカ(プリペイドカード)にも未対応です(デビットカードはダメと明示あり)。

フルタイムで勤めている人なら正規・非正規に関わらず簡単にクレジットカードを発行できる(カードによりますが)ので普通に仕事をしているなら全く問題になることはないと思いますが、専業主婦・学生・自己破産者などは結構厳しいかもしれません。

どうしてもクレジットカードを発行できないときは以下のようなデビットカードで契約できる格安SIMを検討してみましょう。

参考 : クレジットカード以外の支払い方法がある格安SIM

運営企業の知名度が低い

FREETELはプラスワンマーケティング株式会社が運営しています。

  • 設立年月 : 2012年10月
  • 資本金 : 62.06億円(資本準備金を含む)
  • 従業員数 : 191名(女性社員数62名)※2016年4月末時点

かなり最近に設立された企業で、国産のSIMフリースマートフォンを開発するベンチャー企業・メーカーとしてスタートし、その後格安SIMの販売事業も手がけるようになったという経緯です。

一般的にはほとんど知られていないのではないでしょうか。

格安SIMは東証一部に上場していたり、誰もが名前を聞いたことがあるような大手企業が運営しているケースがかなり多いため、企業の知名度という点ではFREETELは明らかに負けていると言えます。

また、設立から日が浅いということもあり、企業としての信頼性や技術力・サービスの運営力なども長年に渡って事業を継続してきた大手企業には到底かないません。

もちろん、開発しているSIMフリースマホや格安SIMサービスの品質が著しく劣っているということは決してありませんが、やはり大手企業との差があるというのは事実だと思います。

以上を考慮すると、有名企業が運営している方が安心で良いという人にはFREETELはオススメできない格安SIMだと言えます。

2018/02/07